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面白い会社と面白くない会社の仕事の取り組み方の決定的な違いって何?

訪問して面白いと感じる会社とそうじゃない会社

製造業の営業をやっているので、普段から色んな会社訪問に訪問する。お客さんは製造業で自動車を作っている大企業から町の小さな鉄工所まで様々。

営業としての年数はまだそんなに多くはないけど、色んな会社を訪問していく中で面白い会社とそうじゃない会社があることに気づいた。

ものづくりの作業としてやってることは変わらないけど、働いている人たちの目の色や意気込みみたいなものはまるで違う。この違いって一体何だろう?って考えることが増えてきた。

今回は、僕が面白いと思う会社の人と話した中で分かった決定的な違いをまとめてみる。

面白い会社は何が違うのか

実際に訪問した会社の何が特徴的だったのか。以下の5点にまとめることができた。

  • 今、どこにいるのかを理解している
  • 自分たちの強みを言える
  • コンパクトかつ無駄がない
  • 忙しいときこそ挑戦の時間を作る
  • やる気にさせるための仕掛け

面白い会社が持つ特徴をそれぞれ具体的に説明していくことにする。

→今、どこにいるのかを理解している

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僕が訪れている面白い会社の課長と話した中で、まず初めに言ったのが「大手に出来ることとウチで出来ることは違う」ということだった。

そりゃ確かに違うだろうと思った。そもそも設備台数も仕事の量も働く人の数も全く違う。でも、その中で自分たちが業界で置かれているポジションを客観的に理解していた。

競合は誰か、戦うべき相手は誰で、そのための武器は何か、足りないものをどこまで補えるか。

いわば、今の自分の立ち位置と等身大で考える視点を持っていた。

もちろん、そこから導き出されるのは「これから会社がどうなっていくべきか」というハッキリとしたビジョン。

面白くない会社にはコレがない。ただ、目の前の仕事をこなすだけだ。「とりあえず」作業をして、「とにかく」注文を取って、「がむしゃら」に利益を上げる。こんなモヤッとした働き方はまずしない。

進んでいく方向性が見えているかどうかは、大企業・中小企業関係ない。一次、二次、三次メーカーとか優劣もない。

自分たちの会社としての規模感を把握していて、理想よりも現実をきちんと直視している。

何ができて、何ができないか。出来ないものは切り捨てる。

背伸びはするけど、極端に夢みたいなものを安易には語らない。自分たちの置かれた立ち位置でやれることだけを愚直にやる。かなりシンプルだった 

→自分たちの強みはこれだ、と断言

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「ウチの強みはこの分野の加工で、ここは大手の他社にも負けない」とキッパリ言っていたのも印象的だった。

戦うべきフィールドと武器をわきまえている。中小企業でも求められる精度は相当に厳しいし、他の会社が絶対に断るようなことも楽しんで取り組もうとする。

負けると分かっていることは基本的にやらないのも大きな特徴だ。何でもかんでもやろうとはしないし、ターゲットがはっきりとしている。本当に狭く絞った範囲を狙い打つし勝負ができる実力もある。

逆に、強みがなく、いわゆるまんべんなく武器は取り揃えているんだけど、イマイチ何が強みなのかはっきりしない会社もある。そういうところは、結局「価格」や「残業」を武器にしか出来ていない。

単純な安さ、労働時間を増やして「とにかく」アウトプットを増やすことに価値を見出そうとする。それじゃすり減って行くだけだし、現場に行くと本当にすり減ったような顔で働いている人たちがたくさんいる。

→コンパクトかつ無駄がない=スピードが上がる

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これは過去記事の新宿「風雲児」に見る行列のできるお店に共通する4つポイントでも書いた通りで、とにかく必要なことをやるための設備・道具・手順がコンパクトかつ分かりやすくまとめてある。

次は何をすべきか、行き詰まったらどこに相談すべきか、根底にある価値観は何か、あらゆる点に無駄がない。

仕事のスピードにも如実に現れる。

面白いなと思った会社は、とにかく「すぐやる」ための段取りをしてしまう。その日のうちに計画して、次の日に実行できる環境がある。

そうすれば、必然的にトライ&エラーの数が増えてくる。間違えれば間違えるほど、正解にたどり着くスピードが上がって行く。まさにこの好循環が生まれていた。

→忙しいから挑戦する時間をつくる

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通常稼働でやれる範囲はココまで 。フル生産で何個作れます、という数字を知った上で「じゃあその中で新しいことに挑戦できる時間を作ろう」って発想が出てくる。

普通であれば「忙しい」の一言で終わってしまう。

いや、忙しいのは当たり前。その中でいかに新しいことをやる時間を作り出すか?そうじゃないと同じことの繰り返しになるだけだ。

この何とかしてネジ込もうとする気概は本当にすごいなと思ったし、僕も真似したいと思った。

→「よっしゃやるぞ!」の仕掛け

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一人のスーパーマンは空気を変えるために必要かもしれない。

パレートの法則にもあるように8:2で優秀な人たち2割で会社が回っていく。これは確かに事実かもしれない。

でも、会社全体を回して行くのは8割のその他大勢の社員が圧倒的多数になる。

この層をいかにやる気にさせるかが肝になってくる。僕が訪問している面白い会社の工夫は2つあった。

「文章化」「仕事と役職を与える」だ。

必要なのは職人じゃない、職人技を誰でも実行できるかどうか、だと言う。だから、職人技を徹底的に文章化してしまう。誰でも職人技が出来るように落とし込んで共有する。これでその他大勢の社員のレベルが上がってくる。

もちろん、全員が完璧に出来る必要はない。リーダーを決めて、その人に自分のライン(持ち場)での仕事をきっちりと把握させる。仕事を任せて、部下を育てさせる仕組み作りが出来ている。

そしてリーダーになる人には、それなりの役職と報酬を準備する。組織の意味をきちんと理解して上手く活用しているのが印象的だった。

まとめ いい会社って何だろう

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いい会社、はあるかもしれない。でもそれって誰にとって「いい会社」なんだろうって思う。僕が訪問している面白い会社はホームページすら存在しない、小さなモノづくりの会社だ。

そこで働いている人たちは常に笑顔だし、他の同じような会社とは明らかに違う。

でも、やっていることってそこまで大きくは変わらない。

特別に面白いことをやっているわけでもないし、ラフで気さくなイメージがあるわけでもない。

あるのは熱量、だと思った。

仕事の中身そのものじゃなく、いかに仕事に対して熱量を込めていけるか。達成したことで何が変わるのか、次はどこを目指すのか。実は、ほんのちょっとした視点の広さと意識の違いなんじゃないかって思えた。

会社の大きさは関係がない。もちろん、同じ会社でも熱量の違う人たちが混ざり合っている。

つまり、会社がどうこうじゃなく、自分が熱量を注げるかどうか?なんじゃないかな。

 

以上、最後までお読み頂きありがとうございました。