高城剛との向き合い方【大忘年会トークライブ2016に参加して分かったこと】

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高城剛のトークライブに行ってきた

来たる2016年12月2日に両国国技館でひっそりと開催された高城剛の大忘年会トークライブへ行ってきた。いわゆる変人たちしか集まらない、という言葉がお世辞になってしまうこの大規模イベントは思った以上に盛況だった。

会場に着いたらこんな感じ。巨大スクリーンには高城剛が撮ったであろう写真が流されていた。1階のアリーナ席が有料で特典の”裏本”付き。2階席には無料席も設けられていた。

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アリーナ席は満席でおそらくはかなりの高城剛ファンが集まっていたんじゃないかと思う。無料席はポツポツと空席が目立った。満員御礼みたいな通知や広告が当時出ていたと記憶しているので、だいぶ煽られていたんだなぁってちょっと感じた。

若干スタートが遅くなったけど開演。本人を間近で見たことがなかったのでどんな話し方をする人なんだろうっていう期待感もあった。

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大忘年会トーク内容・感想

大まかなトーク概要についてはこちらの記事に非常によくまとめられていたので参考にしたい方はこちらをどうぞ。ただし、視点やポジションはあくまでも批判的な立場なのでその点だけご注意を。

トークライブの話は何一つまとまりの無い形で次から次へと興味の赴くままに進行していった。例えるなら、ネットサーフィンで気になるリンクへ次から次に入っていくような感覚だった。

主な話の流れやテーマは以下の通りだった。覚えている限りだけど・・・

  • 自身の出版本についての説明
  • ドローンについて
  • Second Passportとリアル世界でのもう一人の自分
  • ハリウッドの名プロデューサーは実はスパイ
  • ミクロネシアおよび南の島々の表と裏
  • トランプVSヒラリーから見えてくるデトロイトの今
  • TPPはトランプ・プーチン・パートナーシップだった!?
  • 医療大麻について
  • ガンやマイクロRNAについて
  • 核実験をやり過ぎた太平洋の魚を食べると癌になる可能性
  • 実は日本の野菜は世界で最も農薬が多い
  • 不老長寿ならぬ不老超寿
  • あらゆる自分の能力・病気の傾向がスペックやリスクとして可視できるようになる
  • 人とロボットが共存する社会が目前に迫っている
  • 人間が身体を失う日がくる

とまあ普通の人が見たら絶対に怪しいと思う内容ばかり(笑)どこぞのゴシップ雑誌の内容なんだと。でもこれが話せる人はおそらく現時点でこの人だけだという自信はある。

しかも、プレゼンの内容自体はすごく細かくまとめてあって改めて知見の豊富さに気付かされた。単純に巧いし真似できないって感じた。ただし内容をトコトン深堀していくわけではないので、どこまでが真実かは観客の判断とリテラシーに委ねられていた感じ。

プレゼンテーション全体のクオリティも高く、あらゆる文献やニュースをもとにしたデータ、各政府が出している指標、そして実際に現地で取材した内容に基づいていたところ。以下、参考にされていた情報リンクをご紹介しておく。

 ▶︎http://www.alt-invest.com/book/old/passport/price.htm

2冊目のパスポートについて。日本国内に住む人には全く関係のない話ではあるけど、こんなことも出来るんだくらいの内容だと思う。

▶︎Welcome to the CIA Web Site — Central Intelligence Agency

CIAの情報サイト。メルマガにも何度か登場している。

▶︎特集:microRNA(miRNA)の解析・研究手法 | コスモ・バイオ株式会社

microRNAについて。医学系の話は正直どこまでが本当なのか分からないけど、自分自身の身体をあらゆる面で数値化して管理することができるようになってきているとのこと。現地の医者と直接会って話を聞いて、実際に測定を行なっている事実もあった。

▶︎PCに挿すだけで30分以内でHIVテストを行えるUSBドングルが登場 – GIGAZINE

自分の血を採取して、その情報をUSBでパソコンに挿すだけでHIVのテストが可能だという。

参加して改めて感じた高城剛との向き合い方

僕自身はなんだかんだ言ってファンの一人だし、大きな批判をするつもりもない。実際に自分ではなかなか調べられていない未知の情報も沢山ある中で、彼が言ったことをそのままそっくり信用するつもりも当然ない。でも一つ感じるのは、今の日本人でここまで飛び抜けた未来の情報を自ら足を運んで第一次情報として発信している人はいないということ。

これが高城剛さんの本当の魅力なんだと思う。

加えて、高城剛さんの大きな特徴の一つは文章の巧さ、考え方の視点、思慮の深さにあると思う。著書である黒本を読んでもらうと分かると思うけど、とにかく文章が分かりやすい。そしてどこか視点がぶっ飛んでいる。この他にはない感覚が単独のトークライブであれだけの人を両国国技館に集められる理由なんじゃないか、と考えてる。

僕なりに考えたことは、ここに足を運んでいる人たちはたぶん、高度経済成長の時に確立したいわゆる「普通とされている生き方」に飽きている。そんな感じがした。

それから、高城剛さんが発信していることはいわゆる「可能になりつつある未来観」だと思う。本人はそこまで狙って真剣に考えて発信はしていないと僕は思うけど、それ自体に価値を感じるからこそ読者が集まっているんだろうし、この達成されるかもしれない未来を読者が望んでるんだと思う。

今ではブログやkindle出版で簡単に、爆発的に情報を発信できるようになっている。高城剛さんもいわば一人のブロガーのような生き方の成れの果てなのかもしれないなって思った。

自分の好きなことだけをトコトン追求して、そこで得た知見を発信する。プラスして物事への考察のセンスや才能を持っている。

メルマガとkindle本を使ったいわゆる情報を発信しながら生きる一つのロールモデルのような気がしている。

それでいて内容を押し付けるわけでもなく、どこまで信じるかはあくまで聴衆である僕らに委ねられている。ここに高城剛さっmの優しさというか人間味が溢れているような気がする。それも魅力と人気の理由なんだろうなぁ。

子供のように無邪気に気の赴くままに好きなことを喋り倒す。そんな高城節が、今回の大忘年会トークライブ”裏があってもいいじゃないか”の中に詰まっていた。

僕個人としての高城剛さんの楽しみ方は、日本にいたんじゃ絶対に気づかない、手に入らない情報も含めて「いずれそうなるかもしれないなー」なんて想いを巡らせる楽しみ方が一番いいんじゃないかって思う。あまりにも先に行き過ぎている情報もあるけど、「可能になりつつある未来観」が多いのも事実だと思う。

そういった情報を一つ一つ自分の頭で考えてみて、未来を想像するための一つのきっかけにしてみる。

「これから僕たちが出会うであろう訳わかんない未来」がそこには詰まっている。

実際に正しいかどうかなんて何十年も先にならないと分からないし、断言ももちろんできない。今はあまりにも胡散臭い情報に感じても、実際に数年後には当たり前になっているかもしれないし。

非売の本もゲットしました

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アリーナ席の人は手に入れられた非売品の本。もう今後一切世間に出回ることはないらしいので、こちらも時間があれば中身に関する記事を書ければと思っている。

ということで、僕なりの高城剛との向き合い方についてでした。第一印象で単純に怪しいなぁって思っている人こそ、ぜひ高城剛さんの本を一読してみることをオススメします。

より胡散臭さが増すかもしれませんが・・・笑 いい意味できっと裏切られますよ。

色んな意味でこんな日本人はまずいないので、これからもいい距離感でウォッチしていけたらと思う。


Amazon黒本

以上、最後までお読み頂きありがとうございました。