男のアーユルヴェーダリゾート体験記inスリランカ12日間【前編】

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スリランカのアーユルヴェーダ体験記

いきなりスリランカまで行った理由は単純に高城剛さんのアーユルヴェーダの話をメルマガで読んで気になっていたのと、表面的ではなく根本的な部分を体験したかったからです。

アーユルヴェーダについてはほとんど知識は無し。でも、体質改善と心身の健康を求めた海外旅行もいつかしてみたくて、今回1ヶ月間の長期休暇のチャンスがあったので「えいやー」で即決行しました。

すごく個人的な話になるんですが、子供の頃からあまり身体が強い方ではなく風邪も引き気味でした

周りの友達は普通に元気に過ごしているのに、冬場になるとやたらと風邪を引いてて。ご飯をいくら食べても太らない体質で、家系的には胃など消化器官が弱く、どうにかしたいなぁと思いつつ日々を過ごしてました。

薬を飲んで治るのであれば手っ取り早いし良いんだろうけど、頭の片隅に疑問もありました。そもそもの身体が強くならない限り、根本的な問題は何も変わらないんじゃないか。

どうにかしたい、と心のどこかで思いを巡らせつつ結局は何をすればベターなのか分からないまま。そうやってサラリーマンとして働く日々に追われていました。

ご存知の通り、日本だとどうしても健康に関するあらゆるものが「商品化される」というか、お金儲け思想とキラキラした広告が絡んでくる。表向きのデザインや周りの人が使っているという空気感だけが先行してしまっている気がしていたんです。

単純に野菜中心の生活をすればベストなんだろうけど、街を歩けば美味しいものがいくらでもあるし誘惑は多い。

できれば日本ではなく海外へ、自らの足を運んでアーユルヴェーダ体験を密かに期待していました。せっかく英語が使えるのであればそれを活かさない手はない。

という訳で、アーユルヴェーダの世界を求めてスリランカに飛び込んでみました。

アーユルヴェーダではドーシャと呼ばれる3つのエネルギーがあります。

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人の心身はこの3つのエネルギーで構成されているという考えがあり、このバランスを整えることで身体の状態を健康に保つことができるとのこと。

今回の大きな目的は、僕自身がどんなバランスでこの3つのエネルギーを持っているかを知ることでした。

それぞれのエネルギーを保つための食事が決められており、不調なときにどんな食事や行動を取ればいいのかが理解できるんです。

というわけで、個人の体験記としてどんなことをしてきたのか書き記しておきます。

今回訪れているのはバーベリン・ビーチ・アーユルヴェーダ・リゾートという場所。ネットで調べて日本語サイトがあり、日本人向けに整備されています。

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アーユルヴェーダ1日目(6/30)

8:35

クアラルンプール経由でコロンボ国際空港へ。

AirAsiaだと羽田から片道35,000くらいでとにかく激安、ホントLCCさま様で海外へ行くコストが格段に下がってることを実感しました。

AirAsiaのお姉さんが美人過ぎたのでちょっと声かけてしまいそうになりつつ到着。この時点では男の邪心ありありです(笑)

Visa取得のためARRIVAL ON VISAカウンターへ向かいます。クレジットカード払えないって言われたので「え、両替してないよ」と言うと、日本円でも問題ないとのこと。5200yen払って手続き完了。入国します。

荷物を受け取ってEXITへ、1万円をスリランカルピアへ両替して準備万全。1円あたり1.3ルピアくらいだったので計算はちょっと楽でした。

SIMカードは迷ったけど、ホテルロビーでWi-Fiを利用出来ると聞いてたので結局購入しませんでした。

そのまま、出口前の人だかりの中に僕のネームプレートを掲げてる細身のお兄さんを発見。挨拶をすると「ちょっと車取りに行くから」と言って5分くらい待ちます。その間にタクシー呼び込みのおっちゃん達が目配せして声をかけてきます。海外旅行定番のぼったくりタクシー(通称:スキマ産業)のお方たちでした。

「お構いなく」と断りつつ迎えの車が来たので乗り込みます。

車で約3時間の道のり。水とビスケットとクッションを渡される。ビスケットは甘ったるくなくて自然な美味しさでした。

海外とはいえ日本の九州に近い雰囲気があります。大分や宮崎の高速を走ってる感覚に近いかも。

ただ、建ってる家や露店を見ると一気にスリランカぽくなります。

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13:00到着。エントランスではオレンジジュースでおもてなし。

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部屋に戻って30分後にすぐにDoctorとの診断がありました。

アーユルヴェーダの基本にDoctorとのミーティングが必ずあり、自分の不調や身体の改善したい点をコミュニケーションしていきます。

簡単に脈拍や血圧を見てもらうと、ドーシャと呼ばれるヴァータ・ピッタ・カパという3つのエネルギーのバランスが崩れてしまっているとのこと。万年ずっと便秘気味、肩こり、いびきによる寝つきの悪さを相談しました。

ちなみにアーユルヴェーダの哲学について詳しく知りたい人はこちらのサイトが非常に参考になります。https://www.treeoflife.co.jp/ayurveda/

 

次の面談は7/3とのこと。

そのままトリートメント(施術)へ。写真の持ち込み不可なので文字だけで説明します。

まずは針を身体の痛みを感じないポイントに刺されます。頭部、肩、手首、足に数本。刺すときにチクっとするけど、そのあとはほぼ痛みを感じません。そのまま45分くらい寝ました。

その後、オイルマッサージ。目の中にオイルを垂らされたり、身体中にオイルを塗り込まれます。ホント文字通りオイルまみれにされる感じです。染み込ませて徐々に浸透させつつ毒素を取り除くのが目的らしいです。

さらに、そのあと熱気ムンムンのフェイスサウナをやり、ハーブ園でペタペタとハーブの葉を貼り付けたまま寝転がります。

その後、シャワールームへ。ハーブを混ぜたお風呂に入っておばちゃんがせっせとお湯かけてくれす。

最後にハーブ薬を処方されます。まずは粉末薬。飲む時間が包装紙に書かれています。

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包装紙を開けてみると・・・

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独特のスパイスのようなツンと鼻を刺す匂いがします。薬は粉そのものと中に丸い錠剤みたいなものが隠れています。

水には溶けやすく、最初は慣れなかったけど徐々にすんなりと飲み込むことが出来るようになってきます。飲んで特に気分が悪くなることもなかったです。

それから、ボトルの液体薬も処方されます。

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ラベルには飲む時間が決まっており、左側は昼食・夕食後にスプーン1杯。(子供の頃に飲むシロップ薬みたいな味)

それから、右側が朝6時、夕方6時に半分ずつ飲む薬。こっちはかなり厄介な味で鼻をつまんで飲むようにしましたが全然慣れなかったです…

こんな感じでいよいよアーユルヴェーダの治療環境に入り込んでいきます。

 

部屋もかなり綺麗、というかこのバルベリンアーユルヴェーダリゾート全体が常にリラックスできる環境を整えてくれています。毎日丁寧にスタッフが掃除してくれているので景観も良くとにかく気持ちいい。

時間が出来たので、エントランスのWifiスポットへ行ってブログ記事を更新しました。

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とにかく見晴らし最高!作業環境としてはベスト過ぎる。リラックスしたまま記事を書けました。

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近くに海があり、波の音が常に聞こえてきます。ジャングルに囲まれたような感じで空気も美味しく、風も気持ちいい。これはリラックスできますわ。

で、ディナータイムになったので薬ボトルを持って食事へ。夕食はコース料理でした。

アーユルヴェーダの考えに朝食・昼食は多く取り、夕食は控えめというスタイルがあります。

なので夕食の量は比較的少なめでした。途中にお姉さんがやってきて食前の薬を飲み忘れたことに気づきます。それぞれのルーム番号と患者番号で徹底管理されてることが分かりますね。

夕食も取って早めの終身。明日は人生初のヨガでもやってみるか。

アーユルヴェーダ2日目(7/1)

前日の初オイルマッサージが効いたのか夜10時には爆睡してて、起きたら朝6時で慌ててYogaの開催場所へ。

女性しかいない中で一人マットを広げて見よう見まね。最初は全然わからなかったけど、だんだんとトレーナーが言っていることが分かるようになってきましま。

そのまま1時間半ほどやって朝食へ。

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ビュッフェ形式なんだけど野菜中心。こんな感じで好きなものを取っていくスタイル。

何より美味しい!好みで色んなものを混ぜこぜにして食する。

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アーユルヴェーダ施設の料理と相性がいいのかほとんどが好みの味でめちゃくちゃ美味しい。

部屋に戻ってハーブ薬を飲みます。飲む前は匂いで結構やられるけど、実際に飲んでみるとそこまで違和感を感じないのが不思議です。

9時から予定通りオイルマッサージへ。

針→オイルマッサージ→フェイスサウナ→ハーブ園→ハーブ風呂、という流れです。

このあたりも2日目でだんだん慣れてきます。特に腰と肩を入念にマッサージされます。

2日目ながら目を瞑ると浅い眠りに入っていけました。1日目にはなかったことなので、リラックスできている証拠かもしれません。

 

おっと、部屋の紹介をし忘れてたのでちょこっとだけ。まずはベッドから。

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これ一人で寝るにはもったいないくらいですね。周りのチュールは虫除け効果もあります。(蚊が多いので)

 

それからベランダ。

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THE自然と調和。海の波の音も聞こえる。野生動物たちの鳴き声もひっきり無しに聞こえてきます。

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それから、プールもあるとのことなので覗きに行ってみました。道の途中でイグアナやクジャクがいてかなりびっくり。ほんと自然の中にいるんだなぁと実感します。

歩いていくとプールが見えてきます。てか、、プールめっちゃ綺麗やん。

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思わず部屋に戻って本を持ってきて、パラソルの下でゆっくり本を読んでしまいました。

この日からなんだかすこぶる調子が良い。お腹の調子は少しずつ良くなってきている気がします。

アーユルヴェーダ3日目(7/2)

5時に起床、そのままヨガへ向かいます。

Doctorの他にもう一人サポーターが来ていて、聞くと日本人でインドでヨガのインストラクターをしている方でした。ここに来てまさか日本人男性に会うとは思ってもいなくてびっくり!少しだけ気が緩みます。

2日目と同様に9:00AMからオイルマッサージへ。2日目と流れは変わらずかなり慣れてきました。

11:30AMごろに終了して、そのまま昼食へ。先ほどのヨガインストラクターのYUKIさんとご飯を一緒に食べながら色々と質問しました。

なんでもヨガを極めたくてインドへ行き、山奥で生活するディープなヨガ体験をしてからカルマヨガの講師になることを決意。そのまま世界中を飛び回りカルマヨガを広める活動をしながら生活しているとのこと。

ここ、バルベリンアーユルヴェーダ施設にもヨガ講師として10日間ほど滞在する予定とのことでした。

本当にどこでどんな出会いがあるか分からないし、ここでお会いしたのも何かの縁なのかもしれません。記念に1枚撮らせてもらいました。

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近々、ご自身のWEBサイトを作ろうとしていたらしくお手伝い出来ることがあればお手伝いしますよーと伝えました。

そのまま午後は周辺を探索してみることに。

昨日行ったプールの奥にビーチがあると聞いたので行ってみることに。

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プールの先にあった扉の奥にビーチが広がっていました。ローカル人がたむろしていて、こっちへ来いよという手招きがあった。名前はSomaと言ってどうやらタクシー運転手らしい。スキマ産業※1のお方な匂いがプンプンしたけど、海で面白いもの見れるからと海岸沿いを歩きました。

1kmほど歩くとなんと野生のウミガメが海を泳いでる!写真にうまく収められなかったけどかなりびっくりした。

で、そのあとご丁寧に家まで紹介され、家の中に生えているバナナの木からバナナを大量にプレゼントされる。今回は特に何も求められなかったけど、名刺を渡されて外に遊びに行きたかったら連絡くれよ!とリピート。

戻って後から話を聞くと、昔何度かローカルの人とトラブルがあったとのこと。やっぱり基本的に向こうからアプローチしてくる場合は気をつけたほうがいいなと改めて思いました。

※1 海外旅行先にいる公共交通機関やサービスよりも安いと煽ってくる人たち。僕の個人的な呼び方です

アーユルヴェーダ4日目(7/3)

いつも通り、朝起きてヨガのクラスへ。早速、昨日出会った日本人ヨガ講師のYUKIさんがクラス全体を受け持つことに。

ヨガとか全くやったことなかったし、日本だと女性向けのエクササイズとして有名になってるけどもともとは男性向けのものとのこと。

なので女性には出来ない特別なポージングなどあるらしい。話を聞くと色々と勉強になりました。

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寝そべって自然と一体になるリラクゼーションは本当に無心になれます

1時間半のヨガを終えて朝食へ。変わらず食欲は旺盛でビュッフェ形式でもりもり食べます。そのまま9時からオイルマッサージへと向かっていつも通りこなしていきます。

12:30からDoctorと2回目の面談。状態は良好で3つのドーシャのバランスも取れているとのこと。そこで新しい施術の話あり。個人的には今のトリートメントにも慣れてきたころだったので良かったです。

 

で、内容の日本語訳の紙を渡された。え、日本語訳あるんや笑

まずは次の2日間でアイトリートメントを行うとのこと。身体の免疫力を高めるのに効果的らしい。説明書きはこんな感じ。

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目の周りを囲ってオイルを溜め、そこでまばたきをする。終わったあとは多少見えづらくなるけど、翌日はスッキリするらしい。

で、もう一つ新しいトリートメントがちょっと鬼門。ひとまず、内容は以下の通り。

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胃の中をクリーニングする目的で入っているものを全部出すとのこと。施術は3日後の7/6。うわーこれ大丈夫やろか。でもこれで自分の胃の免疫力UPに繋がるのであれば頑張るしかないですね。

気を取り直して、午後は無料の観光案内バスが出ていたので乗り込んでみました。近隣にあるGalleという街へ訪れます。海辺の街で韓国人の観光客が思いの外多かったですね。

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そのほか、景色の良い場所をいくつか回ってマーケットの中へ。買い物時間30分とはいえ、スリランカの人たちはあまりガツガツしておらず、押し売りなどもなかったです。

興味のあるお店をぐるぐると回りました。

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何でも屋みたいなお店に入ってスリランカ兄さんに「日本から来た」と話すと、数ヶ月後に日本へ行くとのこと。

いわゆる出稼ぎで、家賃が高いから友達と部屋をシェアして暮すんだといいます。

僕も高円寺の物件を探していた時に、6畳の部屋に510人くらいで住むという噂を聞いたことがありましま。多分そんな感じで法律的にはアウトだけど家賃7万円くらいの一つの部屋にぎゅうぎゅう詰めで住むつもりなんだろうと思います。

聞くと、今ここで働いているお店の給料が月給で25000円くらいらしく「全くやってらんねーぜ」と愚痴をこぼしてました。

基本給のほかにコミッション制というのもあるらしく、評価基準とか全然分からないけど今月は7000円くらいだったという。なるほど、海外の人たちが日本に来て暮らしている理由がわかった気がしました。

そのまま夕日が沈む波の高い海沿いを走りつつ帰路につきました。

アーユルヴェーダ5日目(7/4)

いつものように5時に目覚めてそのままヨガへ。この流れが習慣化してきた感じ。終わってシャワーを浴びて、朝食を取ってからいつも通りトリートメントへ向かいます。

今回は針→オイルマッサージ→アイトリートメント→ハーブ園→ハーブ風呂、の流れ。

アイトリートメントは今回が初。目の周りにバナナの皮みたいな匂いのするカバーを被せてオイルがこぼれないようにして、専用のオイルを目元の周りに水たまりのように溜め込みます。で、溜めたオイルの中でまばたきをします。

特にしみるワケではなく目をパチパチさせる。3分くらい経ってからティッシュで油分を拭き取る。なるほど、確かにちょっと視界がボヤけますね。

 

で、午後に受付に頼んでおいたSIMカードがついに到着。

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受付と図書館にWi-Fiがあるんだけど繋がりにくく、電波も安定しなかったので購入を決意。相棒のASUS ZenFone Maxに挿入してデータ通信してみます。

山奥なのでサクサクまではいかないけどイイ感じでした。

ちなみに10GBでプリペイド式30日間有効で1000円くらいでした。これはかなり安い。SIMフリーにしててホント良かったと思う瞬間。

で、引き続きブログ記事を書いたりして過ごします。

環境にもだいぶ慣れてきて、日本で暮らしていた時とは比べ物にならないくらいリラックスして過ごせていました。まだ生まれ変わったような感覚までは至ってないけど改めてここに来て良かったなぁとしみじみ。

残りの期間もせっかくなのでゆっくり過ごそうと思います。

後編↓に続く・・・

男のバーベリンアーユルヴェーダ体験記ブログinスリランカ12日間【後編】