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文系新卒で人事の仕事を経験したので業務内容とかやりがいをまとめておく

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人事ってどんな仕事なんだろうか

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大学生を卒業してもう社会人5年目になる。これまでサラリーマンになってから3つの職種を経験した。その最初の仕事が人事部だった。

人事ってどんな仕事なんだろう?って思う人も多いと思う。イメージはやっぱり採用なんじゃないかって思う。採用とか色んな求職者に出会うような仕事は面白そうだしやってみたい思っていた。

そもそも文系だった自分にとって、こうしたい!こういう仕事がしたい!という一貫した考えがなかった。それよりも、「経験してみないと分からない」という思いの方が強かった。

文系新卒で人事を経験することなんてほぼないことだと思っているし、僕なりに色々と経験した中で伝えられることがあるんじゃないかと思う。

人事って一体どんな仕事なのか、どういう人に向いてそうかを実際に経験した僕なりにまとめてみようと思う。

「ある人が人事という職種を経験してこんなことを感じた」くらいの本当に軽い気持ちで読んでもらえると助かります。

イメージだけで仕事を選ぶ学生時代

学生時代に感じていた疑問は「そもそも営業とか人事とか全然仕事内容の実感が湧かない」というもの。そもそも正社員として働いたこともない自分にとって仕事を選ぶための根拠も理由もハッキリしない

この仕事がしたい!なんて全くの脳内イメージでしかなかった。年収がいい会社、福利厚生のいい会社、名前の知れている潰れなさそうな会社、先輩から聞いてイメージした会社、インターネットの画像や動画や書かれている雰囲気で判断した会社、こんな中で選ぶことになる。

でも、以下の情報は実際に働いてみないと分からないことばかりだ。

  • 本当に仕事現場で起こっていること
  • 仕事に対する本当のやりがい
  • 何が嫌で会社が嫌になるのか

だから、僕のこれまでの仕事の棚卸しの意味も込めて記事にまとめてみることにした。もしかしたら学生時代の僕のような同じ境遇の人に役立つかもしれない。

人事の仕事について

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ここからは僕なりに人事として経験してきた内容をまとめていく。

人事への入社を決めた理由?

人事部に入ろう思った理由は教育・人材関係に憧れていたからだ。もともと教員にも興味があったからかもしれない。ただ、どんな仕事があるかも最初は全く分からなかった。

わざわざ人事なんて好んで選ばなくても良かったのに・・・と思う社会人の方々も沢山いると思う。しかし当時は、就職に対して非常に焦らなかればならない様々な深い背景があった。

具体的には、ちょうど卒業の年が2011年で東日本大震災とリーマンショック後の最も低迷していた時期だったからだ。先の全く見えない中で、唯一雇ってもらえた会社だった。だからここで頑張るしかないという思いの方が強かった。人事という職種に、無理やり自分のなりたい像を重ね合わせたわけだ。

採用時と入社時のギャップ

採用時の会社の言い分はこうだった。

「採用、人事、労務など幅広く人事の仕事を経験してもらう 」

確かにこう言われて、それで納得して今の会社に入った。僕はたくさんの仕事を幅広くやりたいという思いがあったのでやる気に満ち溢れていた。しかし、実際には入社すると人事でもう一人採用された人がいた。その人が採用関係を担当し、僕が労務関係を担当することになった。

この時点で、会社が言ったこととリアルが違っていたことになる。それでも構わず仕事しようと思うしかなかった。新卒で入ってきた右も左もわからない自分に言い訳する権限なんてなかった。

人事は1日中パソコンの前で一体何をしているのか?

以下に主な仕事相手・仕事内容・

【主な仕事相手】

➡︎社内従業員

➡︎ハローワーク

➡︎就職転職を控えた学生・社会人

【主な仕事内容】

・従業員の名札、各種備品の発行

・エクセルに従業員データの登録、統計とか

・新規従業員の受け入れ、就業規則の説明

・退職者の離職票書き込み、説明、フォロー

・面接会場の設定、面接者のフォロー

【1日の大まかなスケジュール】

8:30 出社 - ラジオ体操 - 特に朝礼もなく仕事開始

10:00 入社・退職関係の書類作り - 従業員の備品など作成 - これ以外に仕事がないとパソコンの前でたまにボーっとしている

12:00 昼食 同期や仲良くなった従業員と一緒に食べる

13:00 再び書類作りorデータ入力作業 - ハローワークへ書類提出

15:00 休憩所で談話してたりする

17:00 チャイム後20分以内には退社 - 残業はだいたいなし

 

もちろん、年数を追うごとに責任感のある仕事は任されていくとは思う。ただ、基本的には「従業員のお世話係」という域を出ない仕事である。

はっきり言ってしまうと何が評価基準になるかも分からない仕事だし、1日のうちぼーっとする時間の方が多かった。もちろん、自分で仕事を見つけていかないと仕事がないという考えはあった。ただ、根本的に仕事の全体像とボリュームがすでに決まってしまっているのだ。

それ以上の仕事をすると逆に人事としての立場が危うくなったりする。例えば特定の社員だけに向けて問題の解決をしてあげたり、ある部署にだけ何かを許可したりすること。

誰かはOKで、誰かはNGという曖昧さは人事の仕事の信用を失うことになる。

要は、全従業員をきっちりと管理するためのシステムの上に存在しているため、仕事の自由度がかなり限られてしまうのである。

入社して数ヶ月、この時期に既に転職を考え始めたことも事実だった。実際には20代専門第二新卒の転職サイトであるマイナビジョブ20'Sに早々に登録していた。心の中で考えるだけじゃ不安なだけだったし、実際に他にどんな仕事があるのかを眺めるだけでも気分が落ち着いたのを覚えている。

採用の真実?

採用とは経済やお金の流れと一緒で、業績や中長期計画を見据えた上での各部署の需要と供給によって決まってくる。そこから割り出された人数をもとに採用を行っていく訳だが、そのさじ加減はなかなか難しい。

そもそも採用内定を出した人が100%来てくれるとは限らない。そのあたりのリスクと面接をセッチングするために必要な時間的・金銭的コストを考えながら採用活動を行う必要がある。採用に対してはそれぞれの会社で独自のやり方と色が反映されると思っている。

それから、顔採用で選ばれていることは意外と多くある。私の会社はそこまで露骨ではなかったが、持っているものが同等であれば残りの判断基準は顔だったりする。

一度、履歴書を眺めている上司に質問したことがある。

「何を基準に採用するんですか?」

「全く同じレベルだった場合は顔がいい方取るよ」

あっさりしてんなぁ、と思った。もし、新卒で採用に落ちても落ち込む必要はないと思う。人事だって人だ。想像以上に完璧じゃない

人事の仕事の特徴

  • 定時できっちり帰れることが多い
  • 毎月、毎年など単位ごとで仕事のボリュームが決まっている
  • 中立的な立場で会社としての視点を養える
  • 言うほど決定権の多い部署ではない
  • ゆっくりまったり自分のペースを守れる
  • 外から見た際の顔になることが多い 

1.定時できっちり帰れることが多い

本当に会社によるかもしれないが人事という部署は基本的に「労働基準法」を第一にする部署であるべきだからその模範となる必要がある。だから、残業はご法度ではないが、むやみにやるような部署であってはならないというのが私の会社の考えだった。これは、今流行りの「ワークライフバランス」に合致する考え方だ。自分の時間をきっちりと持てるので子育てや副業に励みたい人にはピッタリの職場だろう。

2.毎月、毎年など単位ごとで仕事のボリュームが決まっている

ノルマや売り上げという数字に左右される部署ではないということ。だからある程度、仕事のボリュームが決まってくることになる。もちろん、その中で生産性を上げていく必要があるし逆に慣れてくれば自分のペースで仕事を進められる部署でもある。社会に対する価値を産み出しづらい部署なので、バリバリ仕事したい人がいるような部署ではない。

3.中立的な立場で会社としての視点を養える

自分個人の考えで仕事ができないと思った方がいい。これはある程度日本企業であればどこの部署でもそうだと思うが、特に人事はこの色が濃い。一つの判断が、即会社の運営に関わる就業規則に関わってくるかもしれないからだ。だから、「例外」の判断は基本NG。どんな社員に対しても平等に、公平に、冷静に判断し処理しなければならない。従業員と仲良くすることが人事の仕事じゃないし友達とか友情関係とかそんなものは一切なしに仕事をする必要がある。「仕事」に対するスタンスをきっちりと学べる部署でもあるのだ。「人事部ってなんだか冷たいよね」というのはおそらくここから来ていると思う。

4.言うほど決定権の多い部署ではない

これに関しては意外かもしれないが、まず各部署の意見や要望を集めて公平に判断する役割。社長が下した会社決定についてその実行・処理を行う役割。つまり、基本的には上や横から降りてきた仕事を上手に、迅速に、丁寧に、平和にこなしていく「処理実行部隊」という方がしっくりくる。人事からあの人ダメ!という感じで罰したりとかそんな野蛮なことなんてできやしない。

5.ゆっくりまったり自分のペースを守れる

少し語弊があるかもしれないが、人事の仕事は外部ではなく内部との仕事がほとんどの場合が多い。そう、仕事相手は「同じ会社の仲間」なのである。だから、受けた仕事をわざわざ120%にして返す必要がないのである。いかに早く、的確に100点の回答を作り出せるか?それを仲間内相手で実行していく。

6.会社の顔になることが多い

学生時代に最初に顔を合わせるのはたいてい人事部の人だろう。会社の雰囲気も、元気があるかどうか、どんな人が働いているのか、その入り口になりやすい。それだけ会社のイメージ看板を背負う必要がある。 だからといって人事部だけを見て会社が判断できるかというとそうではない。見るべきはやはり会社の業績、方向性、雰囲気、社長などである。自分がやりたいこととマッチしているか?が大切。

人事を経験して見えてきたこと

⑴できれば直接話す方がいい

その判断一つで、一人の人生を左右することもある仕事だ。だから、人事とは常に対等にディベートを行う必要があると思っている。自分の意思はハッキリと伝えた方がいい。じゃないと、常に机に向かっている人事には書類以外に判断基準がないのだから。判断できなければ基本は処理して終わり。それだけだったりするから「人事は冷たい」とか言われるのかも。

⑵採用した人が同じ問題を起こす

僕が人事で経験してきた中で感じたのは人は転職で変わらないということ。やる仕事は変わるかもしれないけどそれはあくまでもリセットでしかない。

一度、中途採用で入ってきた人の情報を聞いた。「人間関係で強い口調で社内から孤立して辞めた」とかなんとかいう噂だった。その人の受け入れを担当した僕はその1年後、その人の退職手続きの担当をすることになる。

理由は「社内での人間関係」だった。どうやら同じ理由だったようだ。仕事は変わってもその人の性格は変わらない。逆に上手くいく人、仕事ができる人はどこに行ってもできる。それはたくさんの人を見て分かってきた。

(3)人事の仕事は機械に置き換わる

人事の仕事はいわば書類の処理がほとんどになる。故に業務を効率化しようと思えば全て機械作業で自動化が可能だ。生産設備のように、機械やシステムさえあれば人事に人はいらないんじゃないかと思うことは何度もあった。

それなりの大企業であれば人事の仕事も多岐にわたるけど、中小企業であれば人事部すらない。それは僕も肌で感じたし、実際に人事業務を外注に任せる会社もたくさんあった。特に勤怠管理などシステム化してしまえば全て完結できる。例えば、以下のMINAGINEのようなシステムに頼れば膨大な人事業務を機械に任せられる。機械に置き換わるような漠然とした不安は感じざるを得なかった。

人事時代に参考にした書籍

労働法のキモが2時間でわかる本

▶︎労働法のキモが2時間でわかる本 
人事の基本である労働基準法について詳しくまとめられている良書。サラリーマンとして働くのであれば自分たちがどんなルールに縛られてるのかが2時間でスラっと読めてしまう。

朝10時までに仕事は片づける―モーニング・マネジメントのすすめ

▶︎朝10時までに仕事は片づける
事務仕事をいかに効率良く処理していくかを学んだ1冊。午前中までで自分の仕事を終わらせて、午後から人と会うようにする。時間の使い方という意味では今でも僕の基礎になっている。

自分の小さな「箱」から脱出する方法

▶︎自分の小さな「箱」から脱出する方法
会社には本当にいろんな人がいる。まったく違うたくさんの価値観と出会うことになる。相手への接し方は実は自分自身が作り上げた思い込みが元になっている。この本のおかげで会社での人間関係を根本から見直し、ちょっとだけ相手とのコミュニケーションがうまくいくようになった。

仕事は5年でやめなさい。

▶︎仕事は5年でやめなさい。
当時食い入るように読んだのを覚えている。仕事が嫌で手に取った本なのに逆に仕事を徹底的にやり尽くすよう奮い立たせられた。結局は、自分の精神論のせいにして何もかも上手くいかなくなってしまったのだけれど。それでも、どんな風に仕事と向き合うべきなのかを教えてくれた貴重な本。

人事に向いている人・向いていない人

僕が思う人事向きな人

▶︎争いを求めない人

▶︎平穏に、穏便に、みんな仲良く主義

▶︎選手ではなくマネージャー、サポート系のような仕事がしたい

▶︎決まった量の仕事だけ黙々とこなせる人

 

僕が思う人事向きではない人

▶︎闘争心が強い

▶︎誰よりも稼ぎたい人

▶︎自分で実績を積み重ねたい人

▶︎直接お客様に喜ばれる仕事がしたい人

 正直に言うと、僕には向いていないと思っている。やることのない平穏な仕事よりも忙しくしていた方がいい。あとは、直接のやりがいを見出せなかったことも大きかった。自ら企画し、行動を起こして結果を出していく仕事ではない。ただ、プライベートはかなり充実するし、仕事のために沢山遊ぶことができたのは人事部にいた時が一番だった。

もう一度、人事部で働きたいか?と聞かれれば「二度と働きたくない」と答えてしまうと思う。やはり、実感のない仕事はやっても面白みがない。それが僕にとって最大のストレスだった。

終わりに ー人事の経験から自分に適した仕事は何かを考えるー

別に人事の仕事を否定したくてこんな記事を書いたわけではない。今になって思うのは、どんな仕事でも向き不向きはやっぱりあるってこと。

例えば、今考えれば真面目だったなぁと思うのが人事目線からキャリアを積む方法、独立する方法を考えていたこと。もともと独立志向が強かった僕は、向いてるとも思っていない仕事で独立とか目標に無理やり当てはめようとしていた。

そうすると必ず自分の中に無理が出てくる。そんな働き方なんてやめた方がいい。身体に毒でしかない。

自分に合った仕事とは何か、安易に考えずにもう一度しっかりと見直すべきだと思う。

最後に僕が使った転職系のサイト"MIIDAS"が実際に使って良かったなと思ったので紹介しておく。

無料で今の自分の市場価値をまずは確認するなら

このサイトの特徴として、質問に答えていくだけで今現在の自分がキャリアの中でどんな立ち位置なのかを確認できるようになっている。

  • 自分が興味のある仕事にどんな人材の人が転職できているのかが分かる
  • 職務経歴書、履歴書は不要。準備された質問に答えるだけで今の自分の市場価値がどの程度か見えてくる
  • 継続的に転職オファーがもらえるので働きながらでもどんな仕事があるのか、どんな転職先があるのか情報がつかめる

僕も人事の仕事が自分に合っていないと感じていたけど、じゃあいざ転職しようかなと思っても自分の今の立ち位置も分からないし仕事の片手間で情報もなかなか手に入らなかった。そんな時に情報収集にもなったし、実際にこんな仕事もあるんだって自分の視野を広げることもできた。

何も無いよりかは一つでも情報を手に入れておいた方がいいし、MIIDASは情報収集という点でもおすすめだ。実際に今は転職する気持ちがなくてもあらゆる可能性に目を向けるのは大事だと思う。

 

以上、最後までお読み頂きありがとうございました。 

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