「瞬間英作文」で話す力を上達させる効率的なやり方とポイント

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瞬間英作文で英会話を上達させる効率的な方法

英語って1日で一気に伸びるものではなく、少しずつ積み上げていくものです。

その中でも一番大変だったのがスピーキングです。

英会話学校に通ったけど、まぁそんなにすぐに話せるようになるわけありません。

どうしようか…と考えていたときに出会ったのが「瞬間英作文」でした。

この瞬間英作文はどんな勉強法よりも効果絶大でした。

やるほどに英語が口をついて出てくるようになる。自信を持てるくらい効果を実感していました。

この記事では僕独自の勉強方法、大切なポイント、効果を出すために工夫したことをまとめているので、ぜひ活用してみてください。

瞬間英作文のやり方

瞬間英作文とは、右のページに書いてある日本語を素早く英語に訳すること。

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参照:スラスラ話すための瞬間英作文シャッフルトレーニング

瞬間英作文を世の中に広めた森沢洋介さんの著書「スラスラ話すための瞬間英作文」です。この本の中に例文が1ページ10文、合計1000文も載っています。

瞬間英作文は英語を組み立てる応用力が鍛えられます。応用力がつけば、あらゆる基本の型に沿って英語が話せるようになってきます。

「え、こんな簡単な英文で本当にいいのか…」って感じると思います。僕もはじめはそうでした。

でも、この基本中の基本の型を5回、10回と自分の身体に染み込ませていく効果は絶大です。

英文を作るときの骨格が分かり、単語を並べ替えて英文が作れるようになっていくんです。

瞬間英作文を効率的に行う工夫とポイント

まずは、瞬間英作文シリーズの本を購入しましょう。電子版ではなく、できれば本で購入するのをおすすめします。

僕はこの緑のシャッフルトレーニングを使いました。

文法項目がバラバラに載っているので応用力を鍛えるのに効果的なんです。

もし「難しい!」と思う方は基本的な中学英文をまとめた青い瞬間英作文の本にしてみてください。

この本を使って、こんな感じで独自のやり方で進めました。

  • 1ページ10個の例文10ページで100個ごとに区切る
  • あえて時間を空ける、休憩する
  • 分からないことに時間をかけない
  • 歩きながらやる
  • ページの初めに周回数を記録する

次項から一つずつポイントを具体的に紹介していきます。

【やり方1】1ページ10個の例文を10ページ100個ごとに区切る

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スラスラ話すための瞬間英作文シャッフルトレーニングはパート1、パート2で合計1000個の例文が用意されています。

これだけの量を「さぁやるぞ!」と1から瞬間英作文をやっても、確実に意気消沈するのは目に見えてます。(僕はそれで一回ムリってなりました)

なので100個ごとに区切ります。

100個にするメリットは、負荷が適度にかかるちょうどいい量なんですよね。100という数字は達成感も感じやすいのも◎。

それからもう一つのメリットは分量を区切ることで繰り返しの回数が多くなること。

「繰り返す」ことが何よりも大切であって、毎回少しずつ達成感を味わえるようにすることでモチベーションの維持にもなります。

【やり方2】休憩と学習を交互に入れる

僕が大事にしていたのはエビングハウスの忘却曲線を元に、学習と休憩の時間を決め込むことでした。

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学習後、どのくらいの時間で覚えた内容を忘れてしまうのかを図に表しています。約20分後にはすでに内容の半分を忘れてしまっていることが分かります。

記憶に定着させるために一番大切なのは「休憩の取り方」です。

まず、当日やった範囲は20分後に1度復習することを絶対にします。

そこで一旦終了し、1日後もしくは2日後にもう一度同じ範囲を繰り返します。

具体的なやり方はこんな感じ↓

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図でもわかりにくい人のために、文章でもまとめておきます。

1日目

100個の例文(10ページ)を一気にやってしまいます。分からなかったら日本語訳を見て覚えて次へ。これをまず1周。

それから同じ100例文を20分後にまた1周させます

この20分間のあいだは次の例文を進めていてもいいし、まったく関係ないテレビ見るとかゲームするとか別のことをやってもいい。これを繰り返してその日はやれるところまでやります。

これで20分後に忘れる42%のカバーを行います。

2日目

前日にやった100例文をまずは1周させます

図では1日目で200例文を終わらせているので、この200例文をまずざっと1周させます。

そのあとで次の範囲の100例文に取り掛かります。

これで1日で忘れる74%と20分後に忘れる42%をカバーします。

理論上は復習なしだと1日経つと84%は忘れますが、この方法は2日目の時点まででその84%の忘れを3回カバーしている計算になります。

復習を噛ませるだけで定着率は段違いに上がっていくわけです。

 

このやり方でまずは500例文までを一通り終わらせます。500例文まできたら10周をまとめて一気に1周させよう。

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これまでやった例文を徹底的に10周するまで行っていきます。途中に20分間の休憩を挟んでいきます。

これで終了です。

最後に、勉強が終わったら寝ましょう。

「寝る」こと自体に記憶を定着させる効果があると言われているんです。

寝ると覚えたことを忘れちゃいそうですが、忘れてしまってOKです。

忘れて覚えてを繰り返すことで、脳に記憶を定着させることができます。

そして、寝ることはその効果を飛躍的に高めます。

とにかくメリハリをつけることが大切。

 

ポイントは繰り返す回数をとにかく増やすこと。はじめはゆっくりでも全然構いません。そのうちどんどんスピードアップして不思議と1周にかかる時間が短くなります。

焦らず、でもテキパキとこなすことを心がけてみてください。

【やり方3】分からない状態に時間をかけない

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これは学校での勉強が弊害になっていると思っているのだけれど、みんな1回で完璧にしようとしてしまう傾向が強いんです。

失敗することをなかなか許さない教育の中に身を置いてしまうと、「1回で理解できる人=頭がいい」という構図が出来上がってしまいます。

これは英語の学びにおいて本当に毒でしかないのでいますぐ排除してほしい。

何度も言いたいけど、勉強において一番大切なのは繰り返すこと。一回で覚えられるかどうかより、繰り返した数が多い人が正義。これを頭に置きつつ英文を読み込んでいこう。

もちろん初めは100個を終えるのに2〜3時間以上かかるかもしれない。

それはそれでまったく問題なし。順調です。繰り返すほど確実に1ページにかける時間は少なくなっていき、上達していくので安心してください。

【やり方4】歩きながらやる

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みなさんはどんな姿勢や状態で勉強してますか?

僕がおすすめするのは歩きまわりながら音読すること。さきほどの1周を回すときは立って部屋の中を歩きまわりながらやることをおすすめします。

体を動かしながら記憶をしたことって忘れにくいと言われています

僕自身もこれに関しては賛成なんですが、個人的に歩きながらやると何がいいかというと眠くならないってことです。

もちろん、歩く以外でも学習中に集中力を保つ方法もあるので、こちらも参考にしてみてほしい。

大切なのは、なるべく集中力の続くための裏技みたいなものをきちんと知っておくことです。

【やり方5】ページの初めに周回数を記録する

もう一つ、勉強を続ける上で大事なのは「記録」を取り続けることです。

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僕はものすごく雑なんですが、本の空白に1から10までの数字を書き込んで、1周終わるごとに数字に◯をつけていました

シンプルで紹介するまでもないのかもしれないけど、今自分がどれくらいまで達成しているかを見える化させることでモチベーションの維持につながります。

僕は写真の通り、10周区切りで◯を付けていった。ちなみに、5周目くらいまでくると一気にスピードが上がって500個の例文を20分くらいで終わらせられるようになってきます

こうなると◯をつけるのがかなり楽しくなります。

心構えとモチベーションの保ち方

はっきり言ってしまうと、10周すれば確実に効果は目に見えてあらわれます。

ただし、一番の問題は「10周やるまでに挫折してしまうこと」だったりします。

諦めそうになったときに使える技をいくつか紹介しておきます。

  • 最初は時間をかけてゆっくりと
  • 1回ですべて覚えようと思わない、出来なくて当たり前
  • 20秒考えて分からないなら答えをみる
  • できないことは悪いことではない。いかに繰り返すかが大切

特に完璧主義な人ほど、自分のあまりの出来なさにムリ!となるかもしれません。

でも大丈夫です。

繰り返した数だけ、必ず脳の中には刻み込まれます。続けた人、たくさんやった人なら誰にでも確実に効果は出ます。

瞬間英作文はの鍵はじつは「英文法」にある

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瞬間英作文をやっても英会話があまり上達しない人がいます。

そういう人は英文法の知識が不足しているというのがほとんどです。

英文法を理解することは英文の構造がわかっているということです。型を身につけるためには、なぜこの語順なのか?という基礎基本をちゃんと押さえておかないといけません。

ここだけは押さえよう

英語初心者が英語の基礎基本をきっちり学べるおすすめ本11冊を使って英文法を補強したり、自学自習が苦手なら英文法学び直しにおすすめな英語塾&スクール6選などを活用して英文法を身につけよう。

ビジネス英会話も瞬間英作文で鍛えよう

瞬間英作文はSVOCなどの5文型の基礎練習はできるけど、ビジネス英語に特化した瞬間英作文はまだかなり少ないです。

僕も社会人になってビジネス向けの会話表現を学びたいと思ったことが何度もありました。そのビジネス英語に特化した瞬間英作文プログラムの中でも一番良いのがSpeaKing Bizです。

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公式サイトはこちら:SpeaKing Biz | 英語を使いこなすビジネスパーソンになるスピーキング特化型学習プログラム

  • ビジネスで使われる120単語に厳選
  • 徹底的に応用力をつける繰り返し学習ができる
  • MBAホルダーが監修したビジネス英語表現が学べる

ビジネス英語に必要な最低限の140単語を徹底的に瞬間英作文できます。

ビジネス表現の応用力が身に付くし、なによりアプリで瞬間英作文できるのがめちゃくちゃ便利。

詳しい内容や使い方はビジネス英語特化の瞬間英作文で話す力を鍛える3つの方法の記事にまとめているので気になる人は参考にしてみてほしい。

 

以上、最後までお読みいただきありがとうございました。

これまでの英語学習をまとめた渾身のnote書きました。

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15年間の集大成!失敗しない英語の学び方の極意