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本当にためになる教養人・偉人の読んでおくべきおすすめ本10選【2016年】

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20代のうちに読んで本当にためになった本

例えば、自己啓発本とかって本のランキング上位に来ることが結構多いですよね。でも何冊読んでも読むだけじゃ意味がなくて…やる気とか意識を変える特効薬なんだけど、結局それが「行動」に移らないと何の意味もないです。栄養にも毒にもなるような本だと思います。

僕自身も新卒で入社した当時は食い入るように読んでいました。でも、結局何冊読んでも何も変わらない=読んで満足してるから、という迷路を脱しない限りは家の中に引きこもってるのと何にも変わらないっていう思いに至りました。

もうキャッチコピーが秀逸な自己啓発本、海外の子供が表紙の自己啓発本、本質的な1点にたどり着かない自己啓発みたいな本には本当にウンザリです。読むだけ時間の無駄です。そこで、僕なりにちょっと違った視点で本を選ぶようにしてみました。

  • 具体的な考え方、視点が知れる
  • 文章が面白くて読み込める
  • 表面的ではなく、根本をハッキリとさせた地に足のついた本

この基準で本を選ぶ時、自然と文化人や教養人に行き着きました。もちろん、具体的に面白い生き方をしている人の考え方を知りたいと思って僕なりに選んでみました。

教養人、偉人のおすすめ10冊

まず、完全に個人的な主観で選んでます。中には普通のビジネス書とかも入れてますが、基本的には個人的な教養として知っておくべき内容だったり何度も読んで血肉にしておきたいなと思える本を厳選して10冊紹介していきます。

全然、気軽な感じで読んでもらって構いませんので気になった本があれば今後の読書の参考程度で構いませんので検討してみてください。

人生、成り行き 立川談志

僕が尊敬して止まない立川談志師匠。(2011年、僕が新卒として働き始めた年にお亡くなりになられてます。そのちょうど1年前の2010年12月の寒い冬の時期に博多座で公演があったときに落語が聴けたのは最高の思い出。)この人の理屈っぽさが好きでたまらない。笑いというものについて、落語というものについて、愛、嫉妬、尊敬、酒、タバコ、そのすべてに独自の定義を見つけようと常に考えて生きている様は他の誰にもない生きるってことへの解釈が詰まっている

・世の中のものすべて人間が作ったもんだ。人間が作った世の中、人間にこわせないものはないんだ

・己が努力、行動を起こさずに対象となる人間の弱味を口であげつらって、自分のレベルまで下げる行為、これを嫉妬と云うんです。

本文より引用

立川談志はハッキリと馬鹿な奴は馬鹿だと言う。できないやつはいつまでたってもできない。じゃあ馬鹿ってどんな奴だ?どういう状況でどんな行動ができない奴が馬鹿なのか。その定義もきっちりとこう表してる。 

・現状を認識して把握したら処理すりゃいいんだ。その行動を起こせない奴を俺の基準で馬鹿と云う 本文より引用

そのへんにある自己啓発本から辿り着くような問いに一発で答えてる気がしてならない。僕はこれがすべての解答だと思って生きている。目の前に必ず起こる問題をきちんと自分で認識して、解決策を把握したら黙って行動に移すだけ。シンプルイズベスト。僕の考え方の根底を変えてくれたバイブルです。

人間の建設 小林秀雄 岡潔

考えるヒント」でおなじみの作家小林秀雄さんと奈良市名誉市長で数学の天才の岡潔さん。この2人の対談は大物過ぎてかなり身構える内容。いわゆる大人の教養人の深い会話。60くらいのおじさんになったらこんな感じの話を誰かとするのが夢だったりする。ある一つのことを極めた2人の対談ってものすごく勉強になるし、「何かを極めること」で見えて来る景色とか考え方があるんだろうなぁって思える。

人は極端に何かをやれば、必ずすきになるという性質をもっています 

岡潔 本文より引用

とにかく難解で分かりにくい本なだけに一読で全てを理解しようなんて思わない方がいいです。心折れます(笑)何度も何度も読んで自分の中に落とし込んでいくことが大切。でも、すごく不思議というか面白かったのが数学の天才であったはずの岡潔さんが時間の概念を「情緒」だって言ってたこと。人との繋がり、信頼、愛、向上する意思という数学では表せないような事柄が、実は人にとって大切な「時間」に繋がってるという主張、これはかなり驚いた。手元に置いて何度も読み込む必要のある本。もう50年以上も前の話が、2010年になって再販されるんだから本当に価値のある本なんだろう。

知命と立命ー人間学講話 安岡正篤

安岡正篤さんは一時期有名になった細木数子さんと結婚!?でかなりディープな噂話が立ってたのを思い出す。僕は安岡正篤さんの本、好きだけどなぁ。「一日一言」は今でも僕のオススメ本。この「知命と立命」も単純にやる気出そうね、スゴいお方たちの話聞こうね、っていうものではない。もっと真剣に自分自身と対話するためにとことん真面目に考え抜かれた本になっている

環境が人を作るということに捉われてしまえば、人間は単なる物、単なる機械になってしまう。人は環境を作るからして、そこに人間の人間たる所以がある、自由がある。即ち主体性、創造性がある。だから人物が偉大であればあるほど、立派な環境を作る。人間ができないと環境に支配される。

本文より引用

主には東洋哲学、漢字の持つ意味から抽象的ないわゆる「命」って何?という根本的な部分に迫っていく。色々と読んだけど、ここまで根本的な問いに答えてる本ってなかなか無くて僕は新しい視点を得られたなぁと。でもやっぱり宗教的な部分とか硬すぎる表現が多くてなかなかじっくりとは読めてない、でも言っていることは至極まっとうだし間違いないのは確か。上級者向けなんだと思う。 

バカなおとなにならない脳 養老孟司

「バカなおとなにならない」ってちょっとギクッとしちゃって、この本はかなりの手に取りづらさ(笑)本当に学生の頃は何でも吸収できて、なんでもやれそうな感覚があって、20歳とか30歳過ぎた自分とか想像もつかなかった。でもね、やっぱ少しずつ感覚の柔軟性が失われてバカになっていく自覚はある。イヤだなぁ。

「学習」というのはね、入力・出力を繰り返し繰り返し回していくことで、脳がひとりでに「変わらない」ということだけを残していくということなんです。それがものを覚える、学習する、身につくってことなんです。

本文より引用 

養老孟司さんの「バカの壁」は好きだけど、この本も面白い。というか、突拍子もない小・中・高校生たちの質問に分かりやすく、たまにムキになって容赦なく答えていく。学者としての脳みそが子供の単純な視点まで降りてきたとき、本当にその定義に迫った解答をしていくのは逆に大人向けの本じゃないかと思わせられる。

人生計画の立て方 本田静六

すごい大々的なタイトルだけど、中身はかなり堅実できちんとした人生計画をいかに立てていくかの指南書になっている。最近はインターネットの発展でどこでも誰とでも一瞬で仕事できる便利な時代になったから、正直どこまで中身の話が自分に合うかは読み進めてみて考えてみてほしい。作者は25歳の時にすでに70歳!までの計画を立てている。

40歳までの15年間は仕事と貯蓄に励んで独立安定の基礎を築く

40歳から60歳までの20年間は大学教授の職務を通じて社会貢献する

60歳からの10年間は国恩、世恩に報いるため、ボランティア活動に専念する

70歳まで生き延びられたら、住む場所を温泉の近くに移して晴耕雨読の晩年を楽しむ

本文より要約 

僕個人としてはすごく真面目で堅実な生き方だなぁと思った。こんなことを25歳のうちから決めて行動に移してたんだから見るものも違ってたんだろう。ちなみに、本田静六さんは毎日文章を書くという習慣を持っていて、これって現代のブログに似てると思った。継続こそ力なり、っていうのが本の中で有言実行されているから学べるものは本当に多い。

自分の小さな「箱」から脱出する アービンジャー・インスティテュード

ビジネス本ではあるんだけど、教養本としてあえて紹介しておきたい。人とのコミュニケーションに迷ったらこの本をおすすめしている。相手の立場に立つ、相手の視点から物事を考えるってことを実際のストーリーを元に描かれている。気づいている人にとっては当たり前のようなことなんだけど、これ一生分からない人は分からないままなのかもって思うとゾッとする。

最初の気持ちを素直に認めずに嘘をつくと、人はその嘘を正当化し始める。

本文より引用

自分の中で組み立てた理論を正当化するために、現実に起こっていることを自分を正当化するための材料として集め始め、最終的に嘘で自分自身を塗り固める。

この本を読んでから、相手がいかに自分の「箱」の中に入っているかどうかっていう一つ高いところから眺めてる自分の視点が出来上がったのを覚えてます。自分自身を客観視するのは、人間関係だけでなく、仕事、遊び、勉強など本当にあらゆることに役立ちます。

我れ百倍働けど悔いなし 仲 俊二郎

最近良く聞く社畜、ブラック企業、過労死という言葉。働きすぎが良くない、自由な人生の方がいい。本当にそうなんだろうか?どんな進路とか選択をしてもその人自身の生き方とか生き様に共感できるかどうか?が本当に問われるべきだと思う。

この人は自分の人生を商社に捧げ、猛烈に企業戦士として社畜として働き信頼と夢を実現させていく。三菱、三井の財閥商社の勢力がものすごく強い中、中堅だった日商岩井で取引先の信頼をわしづかみにしてる

愚直というか、単純なんですよ。熱意と真心を根気よく売り込むのです。断られても、断られても、足繁く通って売り込む。汗をかくのです。ただそれだけです。

本文より引用 

商社マンにかなり勧められてる本だけど、就職前の学生とか仕事に関わる全ての人が見ても十分に面白いんじゃないかと思う。会社の人事という闇の部分から、本当に相手の立場に立った熱心な営業で本物の「信頼」を得る仕事のやり方。誰が彼を社畜とか働きすぎなだけのサラリーマンなんて言えるのか。熱く生きる人ってやっぱかっこいい

成りあがり 矢沢永吉

もう有名な本過ぎてあえて紹介するつもりもないのだけれど、生き方とか俺のやり方みたいな自分を前面に押し通すような発言が逆に元気をくれたりする。それだけ、自分の力で成りあがってきた人だと思うし、それが本当に行動に伴っているのだから何故かすんなりと頷けてしまう。この本で伝えたいことはすべてこの文章に集約されていると思っていい。

オレは、いま生きるのがつらいって言っている人は、やっぱり、どこかに自分の生き方を決めきれないって背景があると思うんだ。かんじんなのは、手前の足で立つことなんだ。

本文より引用

独立すること、自立することは決して会社や学校を辞めるような所属から離れることではない。本当に自分の頭で考えて、自分の人生に責任を持って、決断を下すということが自分自身の手足でちゃんとできるかどうかだっていうことを言い続けている。 

下世話の作法 ビートたけし

ビートたけし好きの僕にとって、一番たけし自身の考え方とか立ち振る舞い、作法について多くのことが学べた本でもある。北野武の総まとめ記事にも書いていたけど、コメディアンとしての印象が強い北野武は本当に一流と言うべき価値観と行動をしているんだなぁっていうのがわかる。しかもそれをあえて見せびらかさない粋な姿、尊敬する。

それで粋な大人が少なくなったって話の続きで、日本はかっこ悪いやつばっかりのくせに、みんなかっこよくなりたがる。かっこ悪いと自覚してるからかっこよくなりたいのか、自覚がないからなのか知らないけどさ、だいたいそういうやつって外見から入るんだ。

貧乏は恐ろしいし、貧乏暮らしは誰だって嫌(いや)だけど、身のほどを知っていればつらくはならない。カネを持つということは本来は下品なはずで、昔の金持ちは品がよかった。何でかって、カネがあることを見せびらかさなかったから。  欲を丸出しにすると下品になる。本能って言い換えてもいいけど、腹が減ったから飯を食う、カネが欲しいから儲けるじゃあ、本能だけで生きてる動物と変わらない。

本文から引用

 一回読んだ本だけど改めて読むと身が引き締まる気がする。特に、今はテレビとかネットとか情報量が多い時代。誰かに何かを見せびらかしたり、自分のことを他人より優れていると思わせる術がたくさんある。そんな下品な行動を今一度考え直させてくれる本。

不道徳教育講座 三島由紀夫

三島由紀夫の本も結構好きですが、その中でも群を抜いて面白いのがこの不道徳教育講座。もう、60年も前に書かれた本なんですが未だに読み継がれている文庫本。逆説的な道徳論をズバズバと展開していく文章は、まさにこれが本当の読ませる文章だなって思います。はてなブログでも寄稿文を見つけました▶︎【寄稿】ブロガー必読!?三島由紀夫『不道徳教育講座』のすすめ - マトリョーシカ的日常

世間はキズ一つない陶器の白い皿のような名声というものをみとめたがりません。あんまりきれいな手でくみとられた清水のような名声というものを歓迎しません。本当のところ、道徳と名声は必ずどこかで相反するもので、新興宗教の大繁昌も、道徳としてどこかいかがわしいさのあるところが魅力のもとなのです。そのくせ一方では、世間は、名声のある人間の不道徳行為を口をきわめて非難するのも大好きなのです。

本文より引用

どんなところでも悪口の大好きな世間。匿名のネット上でも同じことが永遠と繰り返されてますよね。逆に60年経った今でも悪口という一つの概念は変わらず、それが表現される場が移り変わっていっているだけなんだなという気づきすらある。もう、目次からしてその斬新さと切り口の良さがわかる

教師を内心バカにすべし

大いにウソをつくべし

人に迷惑をかけて死ぬべし

童貞は一刻も早く捨てよ

女からカネを搾取すべし

醜聞(スキャンダル)を利用すべし

友人を裏切るべし

弱いものをいじめるべし

馬鹿は死ななきゃ……

人のふり見てわがふり直すな

子持ちを隠すべし

恋人を交換すべし

おわり悪ければすべて悪し

目次から引用

もう本当にぶっ飛んでるんだけど、読んだら頭の良さが分かる。この人が現代に来てブログとか書評とか文章を書いたら到底敵わないだろう。真面目になってないで、たまには不真面目の不道徳の良さを説いてくれる良書。

オーディオブックで本を聞くのも新しい学び方

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最近になって大いに活用しているのがオーディオブック。目ではなく、耳で聞いて本を読める。

車を運転しているときや、通勤中の電車の中などちょっとしたスキマ時間に効率よく耳から本を読むことができるのでかなり重宝している。

おすすめはオーディオブックの中でも随一の品揃えがあるFeBeだ。本は“耳で”聴く時代へ!オーディオブックのFeBe(フィービー)にはビジネス書、教養本、小説から落語まで幅広く選ぶことができる。

全ての本を網羅できてはいないけど、ためになる本は多いので上手く生活の中に取り入れてみるといい。

読書だけではあなたの人生を変えませんのでご注意を

僕もこれまでたくさん本を読んでみたけど、本当にためになったり、考え方が変わったり、意識が変わったり、価値観が若干変わったりした気がしている。でも、読書だけじゃ部屋に引きこもっているのとそんなに変わらないとも思っている。

実際に本を読んで学んだと思ったことがあったら、友人や家族や恋人に話してみたり、実際の仕事とか自分の行動に活かさない限りは何も変わらないんだと思う。

僕はずっとその罠にハマり続けていた気がする。とにかく、本から学んで「これいいな」と思えたら即実行してみる。真似してみる。そういう読書の仕方を今後もしていきたいと思っている。

 

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