STAY MINIMAL

もし一口馬主だったらどんな経験ができるかシミュレーションしてみた

f:id:kei_ta1211:20171113021100j:plain

一口馬主クラブを始めて3年くらいたったので、実際に一口馬主で馬の会員をを持ったときにどういう経験ができるかをまとめてみた。

というのも、僕自身も他の馬を持ったときにどんな毎日が送れるのかを知りたかったので勝手にシミュレーションしてみた。一口馬主になってみようかなと思っている人は一つの参考材料としてみてほしい。

シミュレーション1)夢のG1馬オーナー

サンデーサラブレッドクラブでジェンティルドンナを持った場合の一口馬主生活をシミュレーションしてみる。

サンデーサラブレッドクラブで募集されたジェンティルドンナの募集価格は3400万円の40口で一口85万円

f:id:kei_ta1211:20171112002018j:plain

父ディープインパクト 母ドナブリーニ 母父Bertolini

見るからに好馬体なジェンティルドンナ。募集時から人気があったようなので即満口だったとはず。ジェンティルドンナに確実投資できるまでの出資実績を考えればおそらく300万以上は必要だろう。サンデーは30口は会員の出資実績をもとに優先的に出資が決まる。残り10口は何百人の中から抽選で争うことになるはず。圧倒的な実績(つまりは金)と相馬眼と運が必要になってくる。

1年目(2歳時)

デビューまでは会費と維持費を払う日々。早くデビューしてほしいと思いつつ夏が過ぎ、秋の2011年11月の新馬戦でデビューし2着だった。その後の未勝利を難なく1着になった。
勝利レースの口取りに抽選で応募して、当選したら一緒に写真を撮ることが出来る。

2年目(3歳時)

毎月の会費と維持費を払いつつチューリップ賞を勝利して桜花賞へのキップを手にする。僕がもし一口馬主なら確実に阪神競馬場に応援に行っているはず。口取りにも応募して当選したらスーツを着て競馬場に向かうだろう。

待ちわびた桜花賞は、岩田騎手を背に一斉に飛び出して中団につけるジェンティルドンナ。4コーナーカーブから大興奮の声援。ヴィルシーナとの一騎打ちをゴール前でかわして見事1着。一口馬主なら誰もが夢見るG1制覇。

続くオークスも2着に0.8秒差の圧勝で牝馬ニ冠を達成。ローズSも難なく制覇して秋華賞は1.3倍の圧倒的な人気。チェリーメデゥーサが大逃げを打つ形で直線を向いた時点で誰もが届かないと思った残り200mでヴィルシーナと激しい争い。0.0秒差の鼻差で制した牝馬3冠は一生の思い出になるはず。(絶対泣いてる。)

まだまだ終わらずジャパンカップに3歳牝馬として挑んだ。オルフェーヴル、ルーラーシップなど強力な牡馬相手にどこまでやれるか半信半疑。前目の3番手につけたジェンティルドンナはそのまま直線を内一杯で周ると直線でオルフェーヴルとの一騎打ち。最後まで譲らず先頭でゴール。牝馬3冠のあとでこれはもう興奮して眠れないはず。

3年目(4歳時)

ドバイでの出走が決定したら仕事なんてほっぽり出して現地まで観戦に行くかもしれない。この時点で余裕で投資分は回収できているのでもう何をしても楽しい。ドバイシーマクラシックの優勝賞金はなんと600万ドル(6億)でこれはかなりの夢が膨らむ。結果は2着だが大満足だろう。宝塚記念、天皇賞・秋を戦いつつ無理しない状態でジャパンカップへ。去年の興奮がもう一度蘇ってくる。そして、デニムアンドルビーとの死闘を耐え抜いて見事ジャパンカップ連覇を果たす。またまた気分は最高潮。

4年目(5歳時)

年明けの休み明けで望んだ京都記念は6着。煮え切らない気持ちのまま再びドバイシーマクラシックへリベンジ。またドバイに行くかどうかは分からないけど、多分僕は確実に観戦しに行ってると思う。ムーア騎手を背に直線から突き抜けて1着。ドバイまで遠征して1着になる興奮ってもう最高だろうなぁ。

宝塚、天皇賞・秋とお決まりの流れで望んだジャパンカップは3連覇ならず4着。そのまま引退を表明したラストランは有馬記念。

枠順に恵まれた2枠4番。先頭前目につけた戸崎騎手は3番手のまま直線4コーナーで手綱が動く。エピファネイアを目先にとらえながら先頭に立つ勢い、後ろからゴールドシップが追ってくる、さらに内からトゥザワールドが猛追。振り切って坂を駆け上がって先頭のままゴールイン。有終の美を飾った。

ジェンティルドンナの戦績と一口賞金まとめ

f:id:kei_ta1211:20171112004502p:plain一口賞金は一口配当シミュレーションサイト(消費税5%)算出

正直ここまでくると一口馬主の夢でもある。一口代金をマイナスしても2700万円のプラスはありそうだ。ジェンティルドンナは一口馬主史上もっとも稼いだ馬であり、最も強い牝馬だろう。これほどの歴史的名馬のオーナーになれたとしたら…まさに一口馬主の醍醐味。 

シミュレーション2)500口でサラリーマンでも気楽に一口馬主を楽しむ

シルクホースクラブ1/500口ならサラリーマンでも十分に一口馬主を楽しめる。シルクホースクラブでブラヴォバンビーノに出資した場合を想定してみる。

ファルブラヴ産駒ながら筋肉質な身体で一口3万円とかなり手頃だったので購入。

f:id:kei_ta1211:20171113004650j:plain

父ファルブラヴ 母ゴールドポイント 母父サンデーサイレンス

いかにもダート的な血統で堅実な走りをしそう。一口馬主は健康でよく走る馬に投資するのも一つのポイント。

3万円ならサラリーマンでもお小遣いでなんとかやりくりできるレベル。これでそこそこ稼いでくれたらかなり嬉しい。

1年目(2歳時)

4月に入厩の話がありデビューに向けて準備が進められる。5月にゲート試験をクリアして調教が進められる。動きはまずまず、とにかく競馬場でのデビューした走りを見たい。初戦は6/12の東京開催芝1600m。サラリーマンとして働き、週末にワクワクしながら競馬場へ向かう。一つの趣味ができた感覚。

初戦は残念ながら6着だったけど、悲観するほどの走りではなかったため次に期待。応援馬券も的中ならず。

その後は9月の2戦目は4着、11月の3戦目が2着で着実に1着が狙えそうな走りを見せた。そして迎えた12月の福島開催の2歳未勝利戦で1番人気に応えて見事1着!自宅に愛馬の写真が贈られてくる。サラリーマンで週末にこんなに熱狂的になれるなんて嬉しい趣味だと思えるかも。

2年目(3歳時)

3歳になって次は500万下に挑戦。さすがに格上なので初戦は8着だった。その後、ダートに転身する。着外が続く中でも堅実にケガすることなく走り続けてくれる。

そして中山の9/10に行われたダート1200mで見事勝利。これまでの着外が嘘のような勝利だった。

実はまだ現役馬のブラヴォバンビーノ。ここから先は2018年になってからのお楽しみ。こうやって馬の成長と一緒に時が過ぎ去っていく感覚も一口馬主だからこそ。

ブラヴォバンビーノの戦績と一口賞金まとめ(2017/11/13時点)

f:id:kei_ta1211:20171113005937p:plain

一口賞金は一口配当シミュレーションサイト(消費税5%)算出

出走回数が多く、レースのたびにハラハラドキドキが楽しめる一口馬主。実は、気楽に1頭だけ楽しんだとしたらこのくらいになる。未勝利戦を勝ち上がれば長く楽しめるが、逆に一頭だけだと会費3,240円を回収するのが無理ゲーに近いことが分かるだろう。もし一口馬主で儲けまで視野に入れたいなら、1頭の口数を増やすor同じクラブで多頭数持つべきという事実は知っておくべきだろう。 会費は何頭持っても一律で変わらない。

シミュレーション3) 一口馬主で超良血馬の大勝負

サンデーサラブレッドクラブで超良血のラヴィダフェリースを一口持った場合をシミュレートしてみる。

ラヴィダフェリースは募集価格8000万円、1口なんと200万円の大物だ。当時は池江厩舎の中でもピカイチで評価も高かった。母のアドマイヤハッピーの最高傑作とまで言われ周囲からも絶大な期待が寄せられていた。

f:id:kei_ta1211:20171112002045j:plain

父ディープインパクト 母アドマイヤハッピー 母父トニービン

1勝は確約されたに近いディープ産駒、母父がトニービンならクラシックも夢見れる血統。200万円なら当然期待値も大きくG1を取りに行ける想像をする。

1年目(2歳時)

2014年6月ごろの新馬デビュー戦が始まっていつ出走するのかワクワクが止まらない。7月にゲート試験合格の案内が来て一気に胸が高鳴る。11月に川田騎手で出走の話があった。いよいよだが、調教の評価はそれほどに高くはない。少し嫌な予感がよぎる。2番人気で迎えたレースは全く見せ場がなく7着。デビュー前に夢見た重賞勝利の絵から一気に現実に引き戻される。

2年目(3歳時)

まだまだこれからだ!と言い聞かせながら次走は小倉ダートに決定。ディープ産駒ながら500kgを超える雄大な馬体を活かした走りで突き抜けてくれるはず。1番人気に押されたダート戦が始まるが直線でズルズルと後退し4着。

その後もダート戦を出走し続けるが掲示板にも乗ることができない。9着になった時点で意気消沈。

結局9月まで勝ち上がることはできず引退となった。

ラヴィダフェリースの戦績と一口賞金まとめ

f:id:kei_ta1211:20171113002231p:plain

一口賞金は一口配当シミュレーションサイト(消費税5%)算出

40口なので未勝利戦に出走し続ける限りは会費・維持費のトントンで遊ぶことができる。ただ、一口200万円なので車1台分は損してしまうことになる。

自分の一口馬に相当な期待と愛情を持っておきながら、観戦するも勝てない日々・ちょっとした絶望感が襲う感覚も一口馬主ならでは。オーナーだからこそ味わえるものだと思う。

結果として走らなかった馬でも、その当時の募集時点では相当な期待感と捕らぬ狸の皮算用みたいなことをしてしまう。一口馬主も投資と同じでハイリスクハイリターンの世界なんだと改めて感じた。

一口馬主は自分の身の丈に合う趣味として楽しもう 

一口馬主DBというサイトで調べて見るとこれまでの一口馬のデータがすべて載っている。競馬好きなら誰もが知っている名馬が実は一口の馬だったという新しい発見もきっとあるはず。

ジェンティルドンナのような競馬を楽しみながら大きく稼げる可能性もある。まさに競馬ファンにとっては夢を追いかけるのと全く同じ意味。

ただ、お金も時間もかかる趣味だし調べてみれば分かるけどいかにケガしてデビューできない馬が多いか、デビューできても勝ちあがれずに引退する馬が多いかを改めて痛感する。

他の記事でも一口馬主についてまとめているので興味があれば見てください。

 

以上、最後までお読み頂きありがとうございました。