ソロ英会話代表に聞く|ビジネス英会話の学習10のポイント

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いま日本のビジネスマンが本当に身につけるべき英会話力とは?

自動翻訳やAIの活用が増えていくなかで、これからビジネスにおいては人と人のコミュニケーションが重要な時代になっています。

英語の疑問は英語のプロに聞きたい!ということでオンライン英会話SOLOの創業者である三峰ルーク様にインタビューする機会を頂きました。

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今回はルークさんにこれからのビジネスマンに求められる英会話力と学習法について疑問をいろいろとぶつけてみました。

こんな疑問に答えてくれました

  • これから日本人に求められる英語力は?どんな勉強が必要か?
  • 英語でのコミュニケーションに必要な要素とは?
  • 英語での交渉力や論理的な話し方を身に付けたい時にやるべきことは?
  • 会社で英語が必要!まずはどんな勉強から始めるべきか?
  • ルークさんが考える一番良い英語上達法とは?
  • TOEICっていらない?本物の英語力をつけるためにやるべきことは?
  • オンライン英会話って効果がないという噂も聞くけど実際どう?
  • オンライン英会話でひたすら喋ればいずれ話せるようになるか?

ルークさん、貴重なお時間をいただきありがとうございました。

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──スケールの大きな話になりますが、ルークさんはオンライン英会話を運営なさっています。これまでも色々なご経験がお有りだと思いますが、ご自身が英語サービスを提供する側として「これから日本人に求められる英語力」とはなんでしょうか?

これからの時代は「価値を創造して伝達する」英語力が求められます。逆に単なる情報の伝達は、自動翻訳機が代わりになるでしょう。
ルークさんルークさん

──確かにグーグル翻訳など便利なツールもかなり増えましたよね。

だからこそ翻訳機でカバーできない、英語で「伝えたい内容」により焦点を当てる必要があります。
ルークさんルークさん

──そのためには英語の学び方も変えていく必要がありそうですよね。

いえ、実は勉強内容は、さほど今までと変わりません。
基礎スキル(発音・文法・語彙)の習得をして、応用スキル(ライティング・スピーキング・リスニング・リーディング)を伸ばしていく。この根本は変わらないんです。
ルークさんルークさん
むしろ重要なことは、異文化を受容するスキルです。
価値観の違う人を理解してこそ、相手に理解されます。相互で理解し合える。そんな人間的なコミュニケーションに必要な姿勢が、これからより求められます。
ルークさんルークさん

──なるほど。ルークさんが考える英語でのコミュニケーションに必要な要素とはなんでしょうか?

コミュニケーションは「信頼関係の構築」が最終目的であると考えています。信頼されるため重要なことは「態度」「内容」「伝え方」の3点です。
ルークさんルークさん
態度とは「相手に純粋な興味関心をもつこと」です。
私たちの多くは「この英語で大丈夫かな?」というように、自分の英語のミスばかりを考えてしまいます。その不自然さに相手はすぐに気づきますし、会話もなかなか弾みません。
ルークさんルークさん

──ものすごく分かります。上手く話そうとしてしまうあまり、つい自分の発言ばかり気になってしまいますよね。

英語がうまく話せなくても、相手のことに興味関心を持つことは大切です。その態度だけで相手と信頼関係は築くこともできるんです。
ルークさんルークさん
2つ目の内容とは、自分自身の「考え」「想い」です。
一般論を話しているだけでは、コミュニケーション の相手は自分である必要がありません。
ルークさんルークさん

──たしかに。僕も留学の経験があるのですが、海外では自分の意見がものすごく求められるんですよね。

2つ目の内容とは、自分自身の「考え」「想い」です。
一般論を話しているだけでは、コミュニケーション の相手は自分である必要がありません。
ルークさんルークさん
みんながどう思っているかではなく、あなたはどう思うのか?を聞きたいんです。自分の「考え」や「想い」をはっきり伝えることが何よりも大切です。
ルークさんルークさん

──なるほど。自分の考え方を伝える、これ日本人の僕たちは苦手な気がしますね…

そして3つ目が伝え方です。
相手が納得できる論理構造で英語を構築することです。どんなに伝える内容に独自性があっても、受け手が理解できなければコミュニケーションは成立しません。
ルークさんルークさん

──相手あってこそのコミュニケーションですよね。自分ではなく相手に目を向けることが大切ですね。

そこが意外と抜け落ちている方も少なくありません。だからこそ相手に伝わる表現や発音を学ぶことが大切です。
ルークさんルークさん

──おっしゃる通りだと思います。

ビジネス英語の習得について

それから、ルークさんのオンライン英会話はビジネス英語を身につけたい社会人の方が多く利用していると聞きました。ビジネスにおいての交渉力や論理的な話し方を身に付けたい時にやるべきことなどありますか?

交渉力については自信をつけることが一番重要です。
ルークさんルークさん
交渉で扱うプロダクト、事業のミッションなど重要な背景知識を暗記できるまで覚えてください。
覚えた内容を何度もシミュレーションして練習する。積み上げた練習の量だけ自信がわいてきます。交渉は小手先なテクニックではなく、相手に与える自分の印象です。
ルークさんルークさん

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──なるほど、たしかにテクニックだけでなく相手への印象はビジネスにおいても大切ですよね。

コミュニケーションの先には人がいます。その人に与える印象は大事ですよ。
ルークさんルークさん
それからもう一つ、論理についてはロジックの型を覚えることです。アウトプットした内容を振り返り、論理構成、論理の抜け・もれを改善するプロセスを繰り返すことで、英語の論理構造を身体で覚えることが一番効率が良いです。
ルークさんルークさん

──なんども繰り返し練習することがやはり大切なんですね。

「あなたならどう考える?」と英語で質問されたと想定して、適切な回答を頭の中で考えてみると良いでしょう。考えた内容を実際にアウトプットして、可能なら他者からフィードバックをもらうことでより学習効率も上がります。
ルークさんルークさん

──ここでも相手のことを考えることが活きてくるんですね。

TOEICは本当に必要なのか?

──会社ではTOEICなども求められるところが多いと聞きますが、TOEICってぶっちゃけ必要なのでしょうか。

TOEICは基礎的な「語彙力」と「文法力」を向上させる観点では良いテストだと思います。
点数も上がりやすいので、受講するたびにモチベーションもあがりますしね。しかし、実戦で使える英語力が身につくかというとそれは別の話です。
ルークさんルークさん
実戦で求められる英語力とは、自分の価値を伝える英語力です。TOEICでは伝える英語力は伸びません。
ルークさんルークさん
TOEICはあくまで基礎学習として考えて、800点を目安に学習するとよいでしょう。
基礎力がついた段階で、よりアウトプットに関連した学習に切り替えていくことが実戦で必要な英語力を身につけるために効果的です。
ルークさんルークさん

ルークさんが考える英語学習のはじめ方

──やはり求められるのはなによりも英語力だと思うんですが、具体的にどんな勉強からはじめた方がよいのでしょうか?

最適な勉強方法は現状によって変わりますが、音声から学習することは言語習得において一番重要な要素です。つまり「発音」ですね。
ルークさんルークさん

──ネイティブの視点から見れば発音なんですね。

はい。発音を習得すると、自然とリスニング力が伸びます。認識できる英語が増えることで、インプットの質が向上して学習効率が高くなります。
ルークさんルークさん
もう一つ、ビジネスで求められる英語力に必要なことは専門性です。自分が属する業種、分野に関連する専門的な語彙と背景知識を習得しましょう。
ルークさんルークさん

──なるほど。英語以外のビジネスの知識も持つことが前提ですよね。

自分のビジネスにおけるインプットがとても大切です。そこから英語を学ぶきっかけが生まれますので。
ルークさんルークさん

具体的なおすすめ英語学習法について

──では、ズバリお聞きしますが英語力を伸ばすために一番良い英語上達法を教えてください。

初心者と中上級者でぜんぜん方法が違ってきますので、それぞれ紹介しますね。
ルークさんルークさん
例えば初心者(TOEIC500以下)の場合、「3ヶ月後にTOEIC800点」を目標として、短期的に詰め込むことが効果的です。
ルークさんルークさん

──詰め込んじゃっていいんですか!?

はい、短期集中でガッと詰め込んでしまう方が効率が良いです。
基礎的な語彙力がない状態でアウトプットの勉強をしても、学習効率は低いです。
ルークさんルークさん

──じゃあ英会話をしてもあまり意味がない、と。

効果がないわけではありませんが、学習効率が低いのであまりおすすめはしません。
ルークさんルークさん

──なるほど。では中上級者の方々はいかがでしょうか。

TOEIC700以上の中上級レベルになったら自分の性格やライフスタイルに合った学習法を見つけることです。
言語は「AをやればBができる」というシンプルなものではありません。アウトプットに至るまでに、様々な要素が複雑に絡みあっています。
ルークさんルークさん

──単純にこれだけすれば良い、というわけではないんですね。

そうなんです。
仕事に関する情報や、趣味など。自分が無理なく英語に触れることができる環境をつくっていくことが長期的にみて、一番効率が良いでしょう。
ルークさんルークさん

オンライン英会話について

──今の時代ならオンラインでいつでもどこでも英語が学べる環境は整っていますよね。でも、やっぱり日本人の英語力がなかなか伸びない現状もあると思います。特にオンライン英会話はあまり効果がないという噂も聞きますが…

いえいえ、むしろオンライン英会話の活用次第では効果が高いんです。
ルークさんルークさん

──え、そうなんですか。

ミシガン大学で2012年に実施された研究結果*1によると、オンラインレッスンは効果は対面レッスンと同等、またはそれ以上だったと報告されています。
ルークさんルークさん

*1 Chin-His Lin(2012) Language Learning Through Social Networks: Perceptions and Reality

世界で最難関のMinerva Schoolも、エンゲージメントと、フィードバックの観点でオンラインレッスンの方が効果的であると明言しています。オンライン学習の効果を測定した研究論文もありますよ。
ルークさんルークさん

──なるほど。じゃあオンラインでどんどん英会話すべきということなんですね。

レッスンを「振り返り」の機会として活用することが、オンライン英会話の効果を高める観点では重要です。
ルークさんルークさん
この質問はかなり多く頂くのでこちらでも詳しくまとめています。良ければご参考に。
ルークさんルークさん

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──ありがとうございます。でもですよ、オンライン英会話でひたすら喋るだけでペラペラになるかと言えば到底そうは思えないのですが…

「話せる」というのは難しいですね。本人が「自分は英語を話せる!」と思った時点で、英語は話せるということになるので。
ルークさんルークさん

──確かに…笑 おっしゃる通りですね。

コミュニケーションで使える英語力が身につくか、と言えば答えは「ノー」です。いくら量をこなしても、課題は解決できません。
ルークさんルークさん

──え、ということはオンライン英会話をやり続けても意味はないと?

アウトプットの訓練はいわば、自分の中にある英語を出し入れしている状態です。
出し入れがスムーズにできるようになっても、入っているものが増えなければ内容は薄っぺらいままです。
ルークさんルークさん
実戦で使える英語習得には、インプットが不可欠です。コミュニケーションという不確実性の連続に対応できる分の引き出しを増やす必要があるのです。
ルークさんルークさん

──英語の引き出しを増やすためにはアウトプットだけでなくインプットが不可欠ということですね。

内容が空っぽの英語力はこれからの時代に求められません。世界では「英語ができて当たり前」 という認識が一般的になっています。
ルークさんルークさん
誰もが英語を話せる時代。価値となるのは自分自身だけの「考え」「想い」です。
英語で深く自分を表現できるようになってこそ、それがテクノロジーによって代替されない独自性になります。
ルークさんルークさん

──人と人とのコミュニケーションにおいて、自分自身だけの「考え」「想い」をインプットしていくことが大切だということですね。

まさにその通りです。そんな「英語で深く話す」ことに徹底的にこだわったオンライン英会話をやっています。
ルークさんルークさん
みなさんもぜひ「英語で深く話す」というゴールを見据えて、英語を学んでみてください。これからはそういうことが求められてきますから。
ルークさんルークさん

──興味深い面白いお話、ありがとうございました。僕も改めて英語がんばります!

ビジネス英会話に求められる10のポイント

  • 自分自身だけの「考え」「想い」を話すことが一番大切
  • 最終目標は相手との信頼関係の構築
  • 相手のことを考え、興味を持ち、態度で示すこと
  • 一般論ではなく自分の考えを話すこと
  • 相手が納得できる論理構造で英語を構築すること
  • 英語学習において重要なのは「発音」
  • 自分が属する業種、分野に 関連する専門的な語彙と背景知識はマスト
  • 自分の英会話の振り返りの機会を持とう
  • まずは基礎学習としてTOEIC800レベルの習得を目指そう

自動翻訳の精度が上がり、翻訳が当たり前になりつつある今、英語に求められるのは「相手のことを考えること」だと言うのは面白い話でした。

相手と向き合うためには、自分の「想い」「考え」をきちんと伝えること、それがこれから求められる価値になるんだなぁと改めて感じました。

ルークさんのお話をぜひご自身の英語学習にも役立ててみてください。

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今回の質問に答えてくれたルークさんが運営するオンライン英会話SOLOは「英語で深く話す」ための英語スキルを身につけるためのレッスンを実施中。

特に中上級者の方が伸び悩む原因にフォーカスし、オリジナル教材や専属コーチサポートで英会話力を向上させた実績を数多く持ちます。

外資系企業の社員、幹部候補生、海外を飛び回る方々から多くの支持を得ています。

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■公式サイト https://solo-language.com/

■サービス 各種テスト対策、SOLOオリジナル教材、専属コーチサポート、インプット教材、ライティング、フィードバック、リフレーズ、発音矯正

■コース/料金

・IELTS/TOEFLコース  120,000円/月
・スタンダードコース      54,000円/月
・プレミアムコース    98,000円/月

以上、最後までお読みいただきありがとうございました。