まずは英語に慣れることからはじめてみよう
小さい頃から英語に親しむために大切なことは「気軽に楽しく英語を学習できること」だ。英語の必要性はこれからさらに広がってくるけど、大前提として知っておきたいことは、簡単にはペラペラにならないということ。
もちろん、幼いころから海外で過ごす機会があれば別だけど、基本的に日本国内にいるのであれば英語は第二言語として学んでいくしかない。
幼児と一緒に英語を学ぶにあたって、大まかな目標と注意点をまとめておく。
こういうことを目標にすると良い例
- 英語そのものに興味を持ってもらう
- 英語の発音に慣れる
- 小学校以降の英語学習の意識づけ
これだけは注意
無理やり学ばせない
放置、即ペラペラはありえない
英語学習はそもそも不自然な行為だと理解しておく
小さいからと言って、英語も日本語と同じような感覚で「いつの間にか英語が上手にしゃべれるようになっていた」というミラクルはまず起こることはない。(起こってほしい気持ちは分かるけども・・・)
日本語しか話さない環境で暮らしていく中で、そもそも全く必要のない英語を学ぶというのは極端に言えば「不自然な行為」だ。
だからこそ幼児に英語を触れさせる目的は純粋に興味を持ってもらい、小学校以降の英語の学びに勢いをつけてあげることだと思う。
ここでは、何気なく英語に触れる機会を得るための教材と方法を13個にまとめてみた。
動画や音声で英語に慣れる
何気なく英語に触れる機会を作るなら動画を活用するのが楽だ。今ならタブレットもインターネットの動画を利用し、どんどん英語に触れていこう。理解しているかどうかは一切気にせず、本人が選んだ動画やゲームを、自由に勝手気ままに使わせてあげるのがベストだ。
ホームページは、日本人英語学習者が使うものではなく、英語圏の子供達が利用する本場のものを使い、英語のリズムや楽しい雰囲気を体感しよう。
ニックジュニア
Nick Jr. UK – Kids Games, Video Clips and Activities
子供向け番組を扱うアメリカのケーブルテレビチャンネルのホームページ。ゲームあり、動画あり、で色々クリックして英語の音声を聞いてみよう。英語好きなら知っている「ドーラといっしょに大冒険」を放送するチャンネル。
PBSキッズ
ニックジュニアよりも少し大きい子向け。同じくアメリカのテレビチャンネルのホームページ。「おさるのジョージ」もこのチャンネル。
Children’s Illustrated Dictionary
写真が多めで、見るだけで楽しい辞典。絵辞典ではないので、読んで楽しむのは相当先になるはず。
American Heritage Children’s Dictionary
ロングマンのピクチャーディクショナリーよりも写真も豊富。解説もかなり充実していて先々まで使える本格的な英語辞書。英語を学び続けるのであれば一家に1冊あっても不思議じゃないボリュームと内容になっている。
Sesame Street: Elmo’s Favorite Places (Lift-the-Flap)
おなじみのセサミストリートのキャラクターに興味があるのであればかなりおすすめ。純粋に楽しめるだけでなく、とにかく沢山の英単語を学べるようになっている絵辞典。めくって覗く小窓もついているので、お楽しみ要素もある。
Oxford Picture Dictionary
このブログの記事英語初心者が英語の基礎基本をきっちり学べるおすすめ本11冊の中でも紹介しているおすすめピクチャーディクショナリー。内容は百科事典のような感じになっているけど、身近な英単語がすんなりと入ってくるのでこれも小学生→中学→高校→大学まで、本当に楽しみながらイメージで覚えられる英語教材。
とにかく絵を見るのが好きなお子さんなら取り入れてみよう。
YouTube動画 flashcard by FOX

YouTubeでも語彙強化目的の番組がたくさんあるので、「flash card」と検索してお気に入りの動画やチャンネルを見つけよう。テンポ重視、色使い重視、などそれぞれの好みに合ったものがきっと見つかるはず。飽きたらまた探せばいくらでも見つかるので、安心してどんどん見ていこう。
「お勉強」も取り入れてみる
様子を見ながら、お勉強ができそうであれば文字を書いてみたり読んでみたりして反応を見てみよう。主なアプローチ方法は2つある。
- 英語で書いてみる
- 英語を読んでみる
まずはアルファベットの大文字を、そして小文字を書かせてみよう。
「鏡文字になっていないか」「うまく書けずイライラしていないか」などが気になるので、ついて見てあげた方がいい。文字が不揃いになったり、たまに逆を向く程度なら、全く問題は無いし逆に楽しい。
慣れてきたらTシャツの文字など身の回りの英語を自由に真似して書かせてあげよう。文字を書く時には、線や枠のない完全な白紙を数枚渡し、文字の大きさなど一切気にせず好きに書かせてあげたい。
もう一つ、小学生になる前から取り入れたいのが英語の読み方の練習だ。読みはゆくゆく読書につながり、ネットサーフィンへと発展するため、英語の上達に欠かせない要素だ。読み方を導入するためのフォニックスの知識がないなら、フォニックス教材を使い親子一緒に学んでいってみよう。
ここから書くこと読むことに特化したおすすめ教材を紹介してみる。
mpi松香フォニックス
英語を読むための発音基礎を学ぶのであれば日本のフォニックス第一人者である松香先生の教材が一番使いやすい。読めるようになるために、まずは文字そのものを読めるようになることから始めてみよう。聞いた音に反応して真似できるような工夫がされているので、リスニング力の基礎作りもできる。
ベネッセこどもちゃれんじ
子供のころから誰もが知っているしまじろう。ベネッセこどもちゃれんじの教材は「英語が楽しい!」と思えるような工夫が細部まで行き渡っている安心できる教材の一つ。まずはお子さんがキャラクターや教材に興味を示すかどうかが第一関門だけど、興味を持ってくれればこれほど心強い英語教材はない。
まずは【こどもちゃれんじ】
の中に日本語の教材があるので子どもが興味を持つか見てもいいだろう。無料で資料請求してみて、こどもが興味を持ってくれたら徐々にこどもちゃれんじENGLISHに移行してみるのもいいだろう。
\入会金0円・送料不要/
七田式英語教材7+BILINGUAL
【世界の七田式!】35日完結バイリンガル英語脳プログラム<七田式>
35日間でというのは少し過大広告かもしれないけど、子どもが英語に興味を持てるようなありとあらゆる仕掛けがあるので教材としては評価が高い。
特におすすめなのが塗り絵と高速右脳リスニング。塗り絵は他の教材にはなく、子どもが楽しみながら自然と英語と触れ合うことができる。高速右脳リスニングは単純に早すぎるので子どもが面白がって聴いてくれる。
英語の入り口はどこでもOK とにかく興味を持つことから
英語はじっくりと長期戦で取り組むことが大切。ほんの少しでもいいので、まずはいくつかの英語教材を試してみながら相性を見極めてみよう。絵が多いと気が散る子もいれば、絵が無いと退屈する子もいるので教材は一概にこれがいいとは言い切れない点は確かに難しい。でも、それさえ分かっていれば毎回の結果に一喜一憂する必要がないことが分かってくる。
英語力を伸ばすに当たって、聞く、読む、書く、話すという4つの技能をバランスよく学んでいくのが基本ルール。でも、そう簡単にバランスよく進むことは少ないし気にする必要もない。お子さんが興味を持ったことを英語の入り口にしよう。
※この記事は、英語講師歴20年の方とベストな方法を模索しながら作成しています。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。