スタディサプリENGLISHを90日間で戦略的に使いこなす方法
半年でTOEIC800点取れた英語学習計画と上達にかけた時間 でも紹介しましたが、スタディサプリ ENGLISHをフル活用してTOEIC800点台→930点を達成しました。
*本編紹介のスタディサプリは2019年当時の仕様ですのでご了承ください。
スタディサプリのメリット
・必要な教材が全部揃っている
・スマホ1台でどこでもできる
・独学に向いている
・リーズナブル
・学習記録が残せる
ここでは僕がスタディサプリをフル活用し、TOEIC800点レベルに到達するための戦略的学習法をまとめていきます。
あくまでも僕個人が考えた方法なので、参考程度に見てもらえると助かります。
スタディサプリ ENGLISHは英単語・英文法・音読教材がすべて揃っているので、英語教材を買うのに迷う必要が全くないです。スマホ一つあればどこでも英語学習ができちゃいます。
もし僕がいまから英語を1から勉強するなら、英語力を伸ばすために必要な教材がほぼ揃ったスタディサプリを間違いなく使い倒します。
10年前の大学生時代の英語勉強法は別記事にまとめているけど、今はこうやって教材・音源・学習記録まですべてスマホで一括フルで揃う。
本当に良い時代になりました…
スタディサプリの目標学習時間を決めよう
スタディサプリでいくら良い学習教材が揃っているからといって、闇雲にやっても絶対に続きません。
大事なのは「何をどのくらいやるか?」を決め込んでしまうことです。
最低限の学習時間を決め込むことでノルマ感が生まれて、日々のTODO的にやっていけます。
僕がこれまで英語を学んできて、英語力を伸ばすために必要な最低限の期間と時間は以下の通りです。
1日1.5時間 x 90日 = 135時間
まず1日1.5時間、90日間で135時間を目標にしてみてください。
「あ〜今日は英語できなかったなぁ…」
と思う暇があるなら今から30分はできる証拠です。
英語って筋トレとものすごく似ているので、1日途切れるだけでも筋力のように落ちてしまいます。
そして人はめちゃくちゃ楽な方に逃げてしまう生き物なので、1日でもやらなくなると「やらないこと」に慣れていきます。
そうなると、ほぼ一生手をつけることはなくなるくらいヤバイです。
それだけは絶対に避けたいところですね。
1〜30日目の具体的な学習スケジュール
学習時間とやったこと
30分…TEPPAN英単語(200単語)
30分…Part2(3問)
30分…英文法パーフェクト講義
この期間の学習ポイント
♦︎ 英単語と英文法を徹底して固める
♦︎ 英語の聞き取りと音読の数をこなす
30日間で絶対的に固めておきたいのが英単語と英文法。
ここがしっかりと固まっているかどうかで伸び代が全然変わってきます。
はじめの30日がものすごく肝心で、特に人が習慣化すると言われる14日続けることををまずは目標にしてみてください。
TEPPAN英単語 30分
もう決めちゃってください、1日200単語を見るのが目標です。ダラダラと時間をかける必要はなし。
英単語を以下の順番で実施していきます。
スタディサプリで推奨されている6回同じ単語に出会うという方法を採用し、1ヶ月でTOEIC800レベルに必要な1290単語全て6回見る最短の英単語学習ペースです。
負荷をかけつつ毎日やる数として200単語です。時間は30分、これ以上はぜったいに時間をかけてはダメです。
覚え方ですが、スピード感が大事です。まずはTEPPAN英単語を開きます。
問題を開くと英単語が発音されるので、自分もそのあとに続いて”clothes”と発音しながら英単語の意味を答えます。
スクリーンショットを取るスピードで2.7秒くらいになってますが、1単語にかける時間は2秒以内を目指します。
英単語は終わりのない学習なので、やり込み過ぎるといつまでもやる必要があります。そして制限のない学習は絶対に飽きます。
「同じことの繰り返しでぜんぜん楽しくない…」
「単調で記憶だけしていくって面白くない…」
僕自身もいつの間にか英単語帳を開かなくなっちゃう経験を何度もしました。続けるために大事なのはゲーム感覚です。
制限時間を決めて、1日のノルマを決めてしまわないと底なし沼のように感じて途方に暮れちゃいます。
英単語学習ポイントまとめ
- 1単語3秒以内で回答する
- 毎日決まった量をこなす
- 30分以上は絶対にしないと決める
パーフェクト講義英文法 30分
動画は必ず1.5倍速で実施します。1.5倍速は集中していれば充分に聞き取れるし、他のことに注意が向くと聞き逃すスピードです。これで徹底的に英文法を固めてしまおう。
見て学ぶ動画は以下の通りの順番。分かっていると思った単元であっても、関先生の解説はめちゃくちゃ分かりやすいので復習の意味も込めてもう一度見返してみることをおすすめします。
動画は全部で約230分。これを1.5倍速で見ると約154分で文法の総復習ができます。
基本は英文法の順番通りでOK
動画解説を見たら捉え方のイメージが分かっているはずなので、そのイメージを持ったまま音読を3回実施しよう。
講義は全45回あるので、基本は毎日2つずつ進めて行きます。
Part2ディクテーション 30分
Part2学習ポイントまとめ
- 音の細かい聞き取りに慣れる
- リスニング力を上げる
- 聞き取れる単語を増やす
ディクテーションは今自分が聞こえている音とネイティブの発音のギャップを埋めていける。聞き取れる音をどんどん増やしていこう。
まずは通常通りディクテーションを行なっていきます。
速度は「普通」に設定しておき、どうしても難しい場合は「遅い」に合わせても良い。頑張って書き取ってみよう!
次の画面からが本番。答えを確認したらその場で音読5回、シャドーイング10回を実施してしまおう。
これが絶対的な時短ポイントです。シャドーイング画面で実施してしまうと時間がかかるし、その場で回答できた英文を即音読&シャドーイング実施できた方が絶対的に効果があります。
というわけで、項目のトレーニング4シャドーイングは実施せずに次に進もう。
30分の中でどこを最優先すべきかと言えば音読とシャドーイングになります。この2つの作業をいかに惜しまずにやれるかがカギ。
もし英文法が早めに終わったら、ディクテーションに時間を多めにかけてもOKです。ディクテーションは効果が大きくおすすめの勉強方法です。
他にもたくさんの機能が詰まった詳細はスタディサプリ公式サイトで確認できます。
公式サイトはこちら
30〜60日目の具体的な学習について
学習時間とやったこと
15分…TEPPAN英単語(復習)30分…Part2(3問)
30分…Part4(1問)
20分…Part5対策(10問以上)
この期間の学習ポイント
♦︎英単語の短時間復習
♦︎リスニングの比率を増やす
30日目からは英単語を復習しつつリスニングの比率を上げていきます。音読とシャドーイングで英文を音に変える練習を積み上げていきます。英文法は実践的にPart5を実施してパーフェクト英文法で学んだ知識を固めていこう。
1ヶ月目で英単語と英文法の基礎を固めたら、2ヶ月目からは実践的にリスニングを中心に戦略的に学んでいきます。
TEPPAN英単語は15分だけ使って総復習していきます。時間内に200単語を見直す勢いでやってみてください。やはり時間をかけすぎないのが英単語のポイントです。
Part2でリスニング力を戦略的に上げていく
Part4を音読素材にしてとにかく英語の音声化に慣れていきます。
使うのは「問題演習」「単語・イディオムチェック」「ディクテーション」「本文チェック」です。
まずは一通り問題演習を解いていきます。ここで全然分からない場合は「単語・イディオムチェック」を実施してください。
次にディクテーションを実施していきます。書き取りを行なっていきます。
ディクテーションが終わったら「本文チェック」です。ここが一番大事なパートなので時間をかけます。
まずはこの画面で全文をスクロールしながら5回音読を実施します。発音が分からないところがあれば英文をタップすると音声が流れるので確認しましょう。
そのあとで再生ボタンを押してます。
ここでシャドーイングを10回行います。
ポイントはスタディサプリENGLISH内のシャドーイング機能を使わないことです。本文チェックの画面だけで一括して「音読・シャドーイング」を実施すれば音読&ディクテーションが即実施できます。こっちの方が時間が短縮できて効率よく口に出すトレーニングの回数が稼げます。
とにかく1回でも多く数をこなすことが大切です。
Part5音読で英語の発話回数を戦略的に上げていく
30日間で学んだパーフェクト英文法を問題演習をしながら実践的に身につけていきます。
問題を回答したら解答と解説の画面になります。
ここで①きちんと意味を理解する、②音読を5回実施、この2つを必ず実施して次に進みましょう。
check!!
60〜90日目の具体的な学習について
学習時間とやったこと
10分…TEPPAN英単語(復習)
40分…Part4(1問)
50分…Part7(2問以上)
この期間の学習ポイント
♦︎シャドーイングのクオリティ高める
♦︎長文の読解力をつける
60日目からはより実践的な演習に時間をかけていってください。
シャドーイングの回数を増やしてクオリティを高めつつ、長文で音読を実施して長い文章を読むスピードをどんどん上げていきます。これまで学んだ英単語・英文法の基礎を総動員しながら取り組み、英語力を大きく伸ばす1ヶ月にしよう。
英単語とPart4は30〜60日目にやる方法と全く同じでOKです。ただし、シャドーイングはさらにクオリティをより高めるために回数は増やしておこう。
回答する→英文の意味チェック→5回音読→15回シャドーイング
シャドーイングのクオリティを高める方法は別記事にまとめているので参考にしてみてほしい。→リスニング力を上げるシャドーイングの正しいやり方を解説
Part7長文で英語を早く正確に読む練習をする
加えてこの期間でPart7の長文を使って英文を早く正確に読む力を鍛えていきます。
Part7教材で使うのは「問題演習」「単語・イディオムチェック」「本文チェック」「スピード音読」すべてです。
特に一番使えるのがスピード音読の機能です。これは英文を早く正確に読みこなすために最も必要なトレーニングができます。
問題演習を解いてもらい、単語・イディオムチェックを行なって本文チェックを行なっていきます。ここまではPart5は同じです。
スピード音読に入る前に英文の意味をきちんと理解している状態にしておいてください。この前提は絶対です。意味が出てこない英単語、読んでも意味が分からない英文をゼロにしておかないと音読の効果がなくなってしまいます。
録音は特に必要ないので「声が出せない」を選択しましょう。
理解しながら10秒以内に音読していきます。初めはかなりハードル高いと感じますが、慣れるまで練習することで音読スピードが上がり読むスピードがかなり改善します。
最後に仕上げのシャドーイングまで出来るとさらに効果的です。シャドーイングする場合は、スピード音読の最後のチェック画面で行おう。
check!!
スタディサプリENGLISHで十分に英語は学べる
スタディサプリは英単語、英文法、音読素材などどれもクオリティが高くて使いやすいものばかりです。
でも良いものは持つだけじゃダメ。いかに戦略的に活用するか?が最も大切だと考えています。
スタディサプリ ENGLISHでここで紹介したような音読、シャドーイングを組み合わせていけば確実に英語力が伸ばせます。しかもスマホ一台で。
大学時代の僕にとっては本当に恵まれた環境になってると思います。本当にあとはやるかやらないかだけです。使えるものはフル活用。自己投資をして英語力を高めれば、自分への投資って何倍にもなって返ってきます。
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以上、最後までお読み頂きありがとうございました。
これまでの英語学習をまとめた渾身のnote書きました。
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