TOEIC500から800点取るまでの英語勉強法と必要な時間

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英語上達までにかかる時間はどのくらいか?

特に、社会人になったら忙しい1日の限られた時間をどう有効活用するかは英語上達の鍵を握ります

僕が英語を話せるようになるまでにやった勉強法と計画のすべてでも書いたのですが、僕は単純に「話せる・聞ける英語力」を身につけたかったです。その一つの目安としてTOEIC800点以上を目標にしていました。

800点は「英語の基礎レベルがあって使いこなせるレベル」の確実な目安になります。当時の僕のTOEICは500、ここから計画を綿密に立てて最終的に800点を無事取ることができました。

この記事では、その当時のどんな風に計画を立てたか?何にどのくらいの時間をかけたのか?をもっと詳しくまとめていきます。

学習期間と点数の推移

僕のこれまでの英語学習の歴史

2008年 TOEIC495点

大学入学したての時のスコアです。

英語はどちらかと言えば得意科目。でも受験のときにやった英文法の知識はちょっと怪しい。リスニングがかなり苦手。英語上達完全マップで言うレベル2そのまんまで、英検2級の賞状を壁に立てかけてました。
2009年1月 留学決意

英語系の学部で4年間大学に行って卒業して英語話せないってなんかカッコ悪い…という想いと大学の授業がつまらなかったので交換留学を決意。

ここで英語をやるための具体的かつ明確な目標みたいなものができました。ちなみに英検2級の賞状はきっぱり捨ててしまいます。
2009年5月 TOEIC805点

約4ヶ月間の英語学習で目標だった800になんとか到達。

むやみやたらにやるのではなく、きちんと計画を立てて何をすべきか?を考えて行動したので上手くいったんだと思ってます。

2011年 就職

就職してからはめっきり英語に触れる機会もなくなって右肩下がりのままでした。久しぶりに外国人に道を尋ねられてスラスラと英語が出てこなかったのが悔しくて…でも、毎日の仕事忙しいっていう理由で全然やってませんでした。

2016年 ブログ開始、英語も再スタート

ブログに学生時代のノウハウをまとめつつ、英語学習も再開。とはいえ、結局本格的に英語を再開したのは2017年の後半からでした…自分の弱点とやるべきことは決まっていたので、できればスマホ1台で完結できるように全ての教材を集めてました。

2017年8月 スタディサプリでTOEIC開始

2017年11月  TOEIC845点

2018年2月  TOEIC930点

英語学習計画を立てる&実行するまで

大学時代にゆめタウンの中にあった紀伊国屋に原付バイクで向かいました。

最初にTOEIC参考書を眺めながら「こんなんで果たして留学で役立つ英語が身につくのか?」と疑問に思います。

そのまま時間が過ぎていき、ふと平積みされていた英語上達完全マップを手にとりました。

この1冊が英語学習の運命を変えました。

読むほどに内容に吸い込まれ、立ち読みで半分ほど読破してしまいます。

英語学習の道筋がいっきに明るくなったのを今でも覚えています。

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その場で本の中に書いてあった教材を片っ端から探してました。

当時のアルバイトで稼いだお金で買える教材は全て買うことにしました。確か合計で14,000円くらいだったと思います。

実際に購入した教材とどのくらいの時間を目安にしたかは以下の通り。

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学生だったので自由時間がとにかく多かったので、1日に4時間以上を英語に費やしてました。

特に力を入れたのが音読パッケージと瞬間英作文。この二つをメインに、毎日とにかく暇さえあれば英語学習をやってました。

瞬間英作文(1日1時間)

留学に行く以上、「話せる」ようになることが大前提。というわけで瞬間英作文へのモチベーションはものすごく高かったです。瞬間英作文で効率よく英会話を上達させる方法とポイントを詳しく解説してみるの中でも紹介している通り繰り返しました。むちゃくちゃですが500例文を10周x2で10,000回を目標にしていました

瞬間英作文は時間で考えると「いくらやっても終わりがない…」みたいな感覚になるので、回数で目標を決めることをおすすめします。

青い本を終わらせたあとは、シャッフルトレーニングを始めました。

合わせて高校入試問題を始めて500例文を10周目くらいまでやったところでアメリカ留学当日になってました。

ちなみに、この瞬間英作文の青本は文字通り死ぬほどやったのを覚えてます。ここまでやりこむと、頭の中で話すときに英単語をパズルのように組み立てる感覚でスラスラと英文が話せるようになったのを今でも覚えてます。これはかなり感動しましたね。

音読パッケージ(1日2時間)

実は音読パッケージはこの1冊しかやってません。というのも、英語上達完全マップには以下のような記述があったからでした。

かなりのレベル(TOEIC800を越えるあたり)に達するまで、限られた分量の教材を丹念に音読パッケージで消化することを中心にして、独立したリスニングはサプルメント程度にやる程度で結構です。 英語上達完全マップより

この時、「音読?本当に効果あるんかいな?」くらい疑心暗鬼たっぷりでした。でも他に勉強法が見つからない僕はとにかく信じてみることに。

毎日2時間ひたすら音読を繰り返してました。実家暮らしだった僕が英語をずっと声に出して読んでいる姿を両親はきっと頭が狂ったと思ってたかもしれない…とにかく2時間、ひたすら英語を音読してました。

CDを1文流してリピートするリピーティングを15回やり、そのあと音読を最低でも20回。シャドーイングする頃には口がとにかく疲れ果てて、筋肉痛みたいになりました。

でもこの1冊をやり込んで本当にTOEIC800超えたので効果は確かにあった。この時から英語の勉強は冊数じゃなく英文を何回繰り返すか?で決まるという確信につながりました。

精読

精読は全くやっていないです。多読の方でカバーできそうだったので多読に力を入れていました。

多読

これは大学生だった僕の特権なんだけど、大学の図書館にあったPenguin Readersシリーズを片っ端から読んでました。かかった費用は0円。

Penguin Readersの易しいLevel2からはじめた。

Penguin Readers: Level 2 A CHRISTMAS CAROL (Penguin Readers, Level 2)

Penguin Readers: Level 2 AUDREY HEPBURN (Penguin Readers, Level 2)

Penguin Readersの中でも好きだったのが人物物語。名前は聞いたことがあっても実際にその人が何をやったのかは意外と詳しくは知らないもの。

Penguin Readers: Level 1 MOTHER TERESA

とはいえ、読書は長く楽しむものだと思っていたのでおそらく半年間で読めた本は20冊程度。音読、瞬間英作文に力をかけすぎていたのかもしれない、と今になって思います。

ボキャビル

ボキャビルはDUO3.0を購入。でも単語帳をパラパラとめくるだけに飽きてきて最終的にはDUO3.0復習用に落ち着きました。当時やっていた単語を覚える方法は改めて一生使える英単語の覚え方と単語帳の選び方まとめ【保存版】の中でまとめているので確認してみてほしい。

30分だけ集中して100単語を目安に覚えていった。初めは30分で100単語終わらなかったけど復習を重ねるうちに30分で100単語を何周できるか?の挑戦になっていました。

見て分かる単語が増えると明らかに読むのが楽になる。ボキャビルの効果絶大。

リスニング

んー、はっきり言えばこれは正直失敗だったと思います(笑)

特に苦手意識の強かったリスニングを強化しようと手に取った本です。英単語の発音を完璧にマスターすれば聞き取りが楽になるというコンセプト。CDをかけてそのあまりの単調さに瞬間的にヤメたのを覚えてます。

この本を否定するわけではなく、僕個人の問題としてリスニングの鍛え方が全くイメージできなかったのが正直なところ。

結局、リスニング力が伸びたなぁと感じたのは2017年の英語学習を再開したときに出会ったシャドーイングでした。音声知覚が全く育っていないことが分かり、それがシャドーイングによって鍛えられることが分かってきました。

シャドーイングについてはこちらの記事にまとめているので、よければ参考にしてみてください。むちゃくちゃ効果抜群でした。

リスニングは発音がカギだった

全然聞き取れなかったリスニングに一筋の光が見えたのがシャドーイングでした。これは正直、大学を卒業した時点ではTOEIC800レベルなかったんじゃないかなって思ってます。

シャドーイングってものすごくて、英語の音がスッと入ってくるようになるんですよね。そして「音声変化」という最大の発見をします。

そこから一気にリスニング力が上がった実感がありました。

音声変化については【ガチ評価レビュー】プライムイングリッシュの評判と効果まとめ の中でも詳しく説明しているので参考にしてみてほしい。

あと、英語初心者のための発音練習法とコツ|英語特有の発音11つについても記事にまとめているので、知らない人は要チェックです。英語の聞き取りそのものを大きく変える最高のトレーニングです。

学習効果を出す3つの工夫

①恥ずかしいくらい低いレベルの教材から始める

人って面白くて長く生きているとちょっとしたプライドみたいなものが出来てきません?当時大学生だった僕は「今さら中学英語!?」と思った。その一切の変なプライドみたいなものを捨てられるかが大切。

一度、自分の英語力をなかったことにして新しく始めるつもりくらいがちょうどいいです。というか、どんな教材であれ英語には変わりないってのが正直なところだし。変なプライドがあったらこの毎日の反復は絶対続かなかったと思う。

②ディクテーションを早くから取り入れておくべき

効果リスニング力を上げるうえでもっともが効果が高かったのがディクテーション。

単純に聞き取った英語を細かく書き取る作業なんだけど、当時はこんな勉強法全く知らなかった。今はスタディサプリ ENGLISHでディクテーションをスマホでやれるのでかなりラク。

自分が聴こえている音とネイティブが実際にどういう音で発音しているのか?そのギャップを埋められる唯一の勉強法。取り入れてない人は絶対今すぐやっておくべき

③やり込みと反復が一番の近道

・1冊のやり込み度が英語力を決める

とにかく半年間がむしゃらにやってみて出た結論がコレだった。教材の中の英文を何百回も繰り返して自分のモノにしていく方がはるかに効率もいいし効果も絶大だということが分かった。

つまり、英語教材に無駄に高額な金額を払う必要はないってこと。1冊の中に出てくる英文を一つ一つ完璧に音読できるようにすることが大切であって、発音・抑揚など全てが学べる。今、目の前に持っている教材を文字通り100回繰り返して100%仕上げたことありますか?という質問が一番大事。

−半年経ってTOEIC800取った後の変化は?−

TOEIC800点を取れた時に変わった変化は「音読に慣れたこと」だった。これ重要で英語そのものを口に出すことに全くの抵抗を感じなくなったと言っていい。

それでも800であっても「英語ってなんかまだよく分かんないなぁ」と思った。まだまだ先は長いと感じたし、これから英語を使う入り口に入った気分だった。

TOEICの点数をさらに上げるべく英語学習を再開

海外旅行にも行って改めて自分の英語力を伸ばしたいなと思ったので学習を再開。

ただ無目的に学習しても絶対に継続できない性格なので、目標の指標として再びTOEICの点数を取ることにした。

なるべく短期間で、かつ独学で英語力を上げるために利用したのがスタディサプリ ENGLISHのTOEIC対策。

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ダラダラとやっても効率が悪いので、学習期間、英語に毎日どのくらいの時間をかけるか?、どうやって学習するかをなるべく戦略的に考えました。

実践的に問題を解きつつ理解した英語を音読・シャドーイングで定着させていく方法がぴったりだったので僕なりの学習方法をまとめておきます。

スタディサプリENGLISHを使った学習計画の組み立て

目標は以下の通り設定しました。

  • 1日2時間 x 30日 = 60時間
  • 英単語は1日300単語
  • 学習中の音読回数を増やす
  • 実践問題に取り組む
英単語を超高速でインプットする

スタディサプリでは1日100単語の学習が推奨されています。

でもそのペースでのらりくらりと進みたくはないですし、TOEIC600は超えているので瞬発的かつ超時短で1日に詰め込みます。

具体的には1日300単語を高速で回していくことにしました。1単語にかける時間を本当に3秒以内にします。5日で1500単語が終わり、30日で6周できるのでスタディサプリが提案する1ヶ月に6回目にするをクリアできます。

このくらいのペースでガンガンこなしていきました。

英単語の一番の落とし穴があります。それは「自分でも発音できないと意味がない」ということです。

見て分かると同時に聴いて分かる単語を増やす必要があります。なので、英単語の画面で発音が流れたらすぐに自分も発音します。そうすれば同じ300単語でも一手間でほかの人の2倍学べます。

実践問題に的を絞る

TOEIC対策だと思うと少し視点がズレちゃいます。TOEICはあくまでも指標であって、「瞬発的に英語を理解できるかどうかを測るテストなんだ」、と思えばと取り組み方がぜんぜん違ってきます。とにかく実践問題に的を絞ります。

ポイントは問題を解きながら、同時に音読を必ずすること。英単語でも英文でも出てきたら絶対に自分の口で発音するようにしました。そうすれば同じ時間でも学びは確実に2倍以上になります。

動画1.5倍速で英文法を時短学習

スタディサプリ ENGLISHの一番の目玉だと言える動画講義。英語の予備校講師として絶大な支持を受けている関先生の英文法授業が簡潔でめちゃ分かりやすいです。

正直、これが一番使ってよかったと思います。

「TOEIC800近くあるし英文法は全然大丈夫やろ」と甘く見てたんですが、

「なるほどね、ネイティブってそうやって英語を使ってるんやな…」といつしかハマりこんで気づけばほぼ全動画を観ている自分がいました。

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英語の学び直しとしてはこれ以上ないコスパの高い中身になっている。

ただ、なるべく時間をかけたくはなかったので動画速度は全て1.5倍速で再生しました。

スタディサプリENGLISHは独学のための英語学習ツールとしてはコスパも中身もかなり優秀。手軽に、集中して独学で英語力を上げるならスタディサプリが一番おすすめです。

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という訳で、最後までお読み頂きありがとうございました。
 
これまでの英語学習をまとめた渾身のnote書きました。

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