【英語初心者向け】発音練習法とコツ|発音11つをマスター

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日本人の僕たちが覚えるべき英語の発音を総おさらい

英語を学ぶ上で避けては通れないのが発音です。

英語の音をサッと聞き取れるセンスの塊のような人もいますが、たいていの人にとっては非日常な音なのは間違いありません。

リスニング力を上げるためには発音は必要な分はマスターしていく必要があります。

発音を学ぶべき理由

  • 総合的なリスニング力アップにおいて不可欠
  • 知らない発音は雑音として処理され聞き取れない
  • 細かい音の変化を掴むために必要

英語が聞き取れる人は、簡単に言えば脳みその中に「英語の音」が入っている状態です。逆に言えば「知らない発音は聞き取れない雑音になる」ということです。

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聞き取れるから綺麗な発音ができるとは限りませんが、発音できる音は聞き取れる可能性が確実に高まります。

ただ、日本人がネイティブと同じように一つ一つの音を完璧にマスターするのは至難の業です。

なので、手っ取り早く日本語にはなくて英語にある重要な発音だけを覚えるのが大事です。

発音をマスターするのにかかる時間

実は1つの発音は1分〜3分ほどかければマスターできちゃいます。(もちろん英文の中で自然に再現するまでにはやっぱり時間はかかりますが…)

発音できる音が増えれば、それだけ聞き取れる英語の音が確実に増えていきます。

さらに英語の発音記号からなんとなく発音が推測できるようになります。自力で発音が分かるようになれば、独学でも初めて出会う単語を発音できる。

これ、独学で英語を学ぶときの大きなアドバンテージになってきます。

日本人が「慣れていない発音」だけ効率よく覚える

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慣れていない=日本語には無い、ということです。これはこれで練習が必要なんですが、そもそも僕たちが学校で習うローマ字の読み方でカバーできる発音って思っている以上に多いんです。

ローマ字の発音で十分通じる子音

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アルファベット全28個中の21個です。

そもそも僕たちが日本語しか話せなくても、すでに英語の発音のうち8割近くはマスターできていることになります。

慣れる必要がある子音5つを覚えよう

英語の子音だけの発音で僕たちが慣れていないものだけをピックアップしてみます。

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これらは個別に練習する必要があります。特に日本語だと母音が入りがちなのでそこは要注意。ちょっと練習すればコツは掴めると思います。

慣れがいる英語の子音の発音ヒント

  • b…両唇を口の中に引っ込めて息を出して爆発させる感じ、空気を出す意識で自分が思っている以上に強めに息を出してください(日本語のbと比べて息量が違う)
  • l…舌を上の歯の裏あたりにベタっとつけて弾きます。思っているよりしつこく、粘着質に、引くくらいがちょうど良い音になります
  • r…lとは違って舌を口の中のどこにも付けずに、あひる口で「ウ」という感じ。日本語の「らりるれろ」みたいにはならず「う」に近い音です
  • v…日本語的に書くと「ヴ」、前歯を下唇に乗せて息を吐いて震わせます
  • w…ネイティブになりきらないと出せない音。思いっきり唇をドナルドみたいに突き出して戻しながら「う」という感じです

このあたりは別記事にもまとめているのでぜひ参考にしてみてほしいです。

日本語にはない英語特有の発音

これらは英語を学ぶに当たって新しく学んで練習しなきゃいけない発音です。

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*辞書によって、より詳しく区別し、別の記号を用いることがあります。

結構あるなぁと見た目には思うかもしれませんが、逆にこの11つの発音を新たにマスターしてしまえば「ここに書いた音をすべて覚えれば英語がもっと聞こえやすくなる」と言えます

日本語にない発音は音として処理できないので、覚えれば分かる音に変わります。

全部を完璧にするのはムリだけど、これらの発音だけに集中すれば効率よく英語の発音をマスターできます。

長くなってきたので一度まとめておきましょう。

発音のポイント

  • 基本はローマ字読み
  • 子音だけの音を練習
  • 英語特有の発音は1から覚える

英語特有の母音5つの発音方法

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まずは英語特有の母音についてまとめていきます。

日本語のあいうえおに慣れているので難しく感じるかもしれませんが、ここに慣れると一気に英語らしい発音になります。

慣れれば単語を見ただけで、英語の発音が予測できるようになってきます。

それでは行ってみましょう!

ӕ アのようなエ

cat【kӕt】 map【mӕp】など「a」のスペルで表されることが多いです。

アみたいに口を大きく開けてエと言います。

例えば、catはキャットだと思ってる人もたくさんいるかもしれませんが、正確にはカタカナでこの英語を表せる文字はないんです。

正確にはk→ӕ→tと一つ一つの音を順番に発音するんです。

kはささやき声でのどの奥で小さく「クッ」、tは舌を前歯の裏側近くにつけて弾くだけで「トゥッ」と発音します。

ささやき声で小さくクッ→アのように大きく口をあけてエ→ささやき声で小さくトゥッ

これをなめらかにつなげたものが【kӕt】の表す発音です。なかなか難易度は高めですが慣れれば自然とできるようになりますよ。

発音例1 cathttp://translate.google.co.jp/#en/ja/cat

発音例2 havehttp://translate.google.co.jp/#en/ja/have

*スピーカーマークを押すと音声が聴けます

ɑ アのようなオ

hot【hɑt】 clock 【klɑk】など「o」のスペルで表されることが多いです。カタカナの「オ」と言ってしまいがちですが、発音記号の形を見れば分かる通り「ア」に近いオの発音となります。

アのように口を大きく開けてオと言います。ポイントは唇を丸くすぼめないことです。オの口をしながら、気持ちの上ではアに近い音を出していると思うといいでしょう。

日本語にない音なので思い切り口を開けるくらいの感覚で発音するとうまくいきます。

*一部の辞書では本物の a と ɑ を同じ記号で表すこともあります

発音例1 hothttp://translate.google.co.jp/#en/ja/hot

発音例2 clockhttp://translate.google.co.jp/#en/ja/clock

ʌ ウに近いア

up【ʌp】、sun【sʌn】など「u」のスペルで表されることが多いです。スペルは「u」だけど発音してみると「ア」と読んでしまうと思います。まさにこの音はウに近いアということになります。

まず唇を丸めずとがらせずに、横に引くようにしてウと言ってみます。それをほんのすこしだけ開いて、口をあまり開かずにアと言います。

暗い気持ちで唸るときのようなアに近い感覚です。

発音例1 uphttp://translate.google.co.jp/#en/ja/up

発音例2 sunhttp://translate.google.co.jp/#en/ja/sun

ə エの口で力を抜いてア

この発音は超重要なので長めに説明しておきますね。別名シュワと呼ばれる「あいまい母音」です。日本人にとってラスボス的に聞き取りにくい発音ですね。これをマスターすれば一気にリスニング力が高まりますね。

とにかく「あいまい過ぎて短い発音」です。発音の仕方は、舌の力を完全に抜いて口を少しだけ開けて声を出してみてください。舌や口の力を抜けば自然にこの音になるという感覚です。

そしてもう一つの特徴は絶対にこの音にアクセントが付きません。アクセントがないと舌や口の力が抜けて、どんな音もこの発音になるんです。

日本語だと全ての母音を強調してしまうので絶対にこの音が出ないのも聞き取れない大きな原因です。

不定冠詞のa【ə(アクセントなし)】、定冠詞のthe【ðə(アクセントなし)】、
potato【pətéɪ toʊ】などとくに決まったスペルはなく、アクセントのない母音はほぼこの音になります。

英語を聞いて早すぎて聞き取れない音は、大抵この音である場合が多いです。

発音例1 potatohttp://translate.google.co.jp/#en/ja/potato

発音例2 abovehttp://translate.google.co.jp/#en/ja/above

ɔ (ɔː)
oより開いたオ

このオはほぼアクセントになる強形で使われることがほとんどです。ローマ字のoよりさらに口を大きく開いて大きくオーと発音します。

law【lɔː】、talk【tɔːk】など「aw」「al」のスペルで表されることが多いです。

ちなみにローマ字の「オ」に近い音は後ろに必ず弱く短いʊ(u)が続きます(複母音)。go【ɡóʊ】などがその典型的な例ですね。

いずれにしてもɔː口を大きく開けるのがこの発音のコツです。

発音例1 lawhttp://translate.google.co.jp/#en/ja/law

発音例2 talkhttp://translate.google.co.jp/#en/ja/talk

英語特有の子音6つの発音方法

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次に英語特有の子音についてまとめていきます。

子音も日本語にない発音の仕方を1から練習するしかないので、英語独特の発音ってこうやるんだという気持ちでチャレンジしてみてください。

それでは行ってみましょう!

ʃ シャシュショのはじまりの音

ship【ʃɪp】やdash【dӕʃ】など「sh」で表されることが多いです。僕個人的には静かにしてというときに言う「シーッ」という音ですよと説明したりします。

sの音と混同してしまう人も多くいるので注意。とくに スィ = si と シ=ʃi の違いを認識していない人も多いです。読んでるあなたも認識できてますかー?

カタカナの「シ」がそのままシ=ʃiの音、歯をしっかり閉じて歯の間から息を吐くとス= sの音で、それにiをつけてスィ = siの音になります。

発音例1 shiphttp://translate.google.co.jp/#en/ja/ship

発音例2 dashhttp://translate.google.co.jp/#en/ja/dash

ʒ ジャジュジョのはじまりの音

casual【kǽʒʊəl】、illusion【ɪ lúːʒən】などsの変化した音として現れます。ʒは舌をどこにもつけずに上下の歯をくっつけてジャジ ジュジェジョ= ʒaʒiʒuʒeʒoと発音する子音です。

日本語にもあるので発音そのものは問題なくできると思いますが、”dʒ”ヂャヂ ヂュヂェヂョと混同してしまっているのでその点だけきちんと区別しておく必要があります。

“dʒ”はJapan【dʒəpǽn】など「j」の音です。発音は舌が上あごについて弾く音が入ってます。

上で説明した”ʒ”は上あごに舌が付きません。英語を正しく発音するためにはこの違いを覚えておく必要があります。

発音例1 casualhttp://translate.google.co.jp/#en/ja/casual

発音例2 illusionhttp://translate.google.co.jp/#en/ja/illusion

θ 濁らないTHの音

bath【bӕθ】のthの発音です。日本語には存在しない音で、僕たちはだいたい「ス」の音でまかなってしまっている音です。特によく使うthinkの”th”の発音が代表的ですよね。これを意識しているかどうかで英語の子音に気を使えているかどうかが明確に分かります。

発音は舌を前に出して上下の歯で軽く噛んで歯の間から息だけを吐く音です。発音しているときにのどに手を当ててみてください。発音しても、手に振動が伝わってこなければ上手く発音できています。

「ス」とは根本的に発音の仕方が違うので、マスターすれば他の英語初心者と一歩差がつきます。

発音例1 thinkhttp://translate.google.co.jp/#en/ja/think

発音例2 bathhttp://translate.google.co.jp/#en/ja/bath

ð 濁ったTHの音

先ほどの”θ”は無声音という息を吐くだけの音なのですが、”ð”は有声音と言って同じ発音声が加わる感じです。僕たちがよく知っているthis【ðɪs】の「th」の発音ですね。先ほどと同じように舌を前に出して上下の歯で軽く噛んで歯の間から息を吐きながら声を出します。発音しているときにのどに手を当てて、手に振動が伝わってくれば上手く発音できています。

英語初心者が「ザジズゼゾ」や「ダディドゥデド」と読みがちな音で、特に”this”を「ディス」とか”that”は「ザット」とか読んでしまうのでちゃんと発音して他と一歩差をつけたいところ。

発音例1 thishttp://translate.google.co.jp/#en/ja/this

発音例2 therehttp://translate.google.co.jp/#en/ja/there

j 短い i の発音

英語のyet【jet(辞書によってはjɛt)】などの yの音です。

カタカナの「イ」よりも短く発音します。

発音記号上は”j”ですがジやヂの発音ではなく”i”と読みます。なんで”i”なのに”j”という表記になるかという答えはローマ帝国の歴史に遡ります。

ABCなどの文字は今はなきローマ帝国で作られたものだと言われています。もともと「i」という字は「イ」という音と「ヤユヨ」の子音の両方を表しており、ヤユヨは「 ia、iu、io 」と書かれていました。

そのままだとややこしいので、区別するために表記を”i”と”j”に分けました。つまりヤユヨは「 ja、ju、jo 」となったわけです。

ちなみに、今でもヤユヨの子音は半母音と呼ばれており母音の i の音で発音されたりしてます。

発音例1 yethttp://translate.google.co.jp/#en/ja/yet

発音例2 yourhttp://translate.google.co.jp/#en/ja/your

ŋ キングコングの「ング」

n の下に ɡ が組み合わさったような発音記号です。英語のking【kɪŋ】など「ng」で表されることが多いですが、じつは ink【ɪ ŋk】などkの前の「n」などもこの発音です。”n” でも “ɡ” でもなく “ŋ” という英語特有の子音なんです。

“ŋ”は舌の根元の方が奥の方について発音される音です。私たち日本人が「キングコング」「インク」「あんこ」と言うときに、上あごには舌の根元が付いていて、舌先は付いていないと思います。その音がまさに”ŋ”です。

発音例1 kinghttp://translate.google.co.jp/#en/ja/king

発音例2 inkhttp://translate.google.co.jp/#en/ja/ink

英語の発音方法の学習まとめ

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英語の発音を学ぶべき理由はシンプルに「英語を聴き取りやすくするため」です。

知らない音は人間の脳内では雑音として処理されてしまいます。じゃあ雑音じゃなくするためには「知っている音」にする以外に方法はありません。

だからこそ、発音の仕方をマスターしてしまえばグッと発音が身近になって分かる音に変わっていきます。

より詳しく発音を勉強したいと思ったらこの本が一番おすすめです。僕が色々と買った本の中でもここまで英語の発音や抑揚の核心に迫る本はなかなかありません。かなりおすすめですね。

英語の発音は独学でも充分身につきますが、最終的にはネイティブにチェックしてもらうのも大切です。

お手軽なオンライン英会話などを活用してなるべくコストを抑えながら発音指導してもらうと一気に上達します。

おすすめはレアジョブ英会話でコスパも品質も最大手だけあって一番安心できます。

あとは個別指導での発音矯正を希望するなら英語発音矯正スクール【ハミングバード】もかなりおすすめです。

英会話のコストもかなり安くなってきているので、まずは独学から始めて自分なりに学んでからチェックの意味合いでオンライン英会話などを活用するといいですね。

今からでもきちんと練習すれば英語の発音は確実に身につくので、諦めずにトライしてみてくださいね。

 

以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
 
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