英語の聞き流しは本当に効果ある?の最終結論をまとめてみる

第二言語習得研究から考える英語の聞き流しの効果と真実

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英語の疑問としてよく聞かれるのが「英語の聞き流しって効果があるの?」ってことです。

僕もずっと気になってて、第二言語習得研究を勉強し始めてからその答えがなんとなく分かってきました。今回は聞き流しって本当に効果があるのか?について改めて僕なりにまとめてみます。

英語の認知プロセスからみた英語の聞き流し

改めて英語を学ぶ認知プロセスについて確認しておきましょう。

このプロセスはどんな学習方法でも必ず基礎になるルートなので、知っているだけで学び方が全然変わってきます。

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これだと抽象的な話になってしまうのでより具体的にまとめたのが以下のインフォグラフです。

りんごを使って各プロセスでどのようにAppleという物を学んでいくか?のプロセスを細かくまとめています。

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英語を学ぶプロセスについてもっと詳しく知りたい人は別記事の英語を学ぶ人なら絶対知るべき英語上達4つのプロセス【第二言語習得研究】を参考にしてみてください。

英語を学ぶ上で一番大切なのは「気づき」と「理解」のプロセスです。

聞き流しでもこの「気づき」と「理解」のプロセスをきちんと通るのであれば効果が期待できそうです。

まずは英語を聞き流ししている時に起こっていることを具体的に紐解いてみましょう。

英語を聞き流ししているときに何が起こっているか?

そもそも英語の聞き流しってどんな流れで理解していくのかを知っておきましょう。

前提として英語→日本語の音声が流れ続けるものとして以下にまとめてみました。

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基本は①気づき、②理解、③内在化、④統合の順番で学びが進んでいきます。

聞き流したときにまず聞こえた音に①気づく、それから②理解で意味なんかを分かった上で最後に自分の長期記憶に表現を転送する内在化と統合が起こります。

と、いう感じでうまくいけばいいんですがなかなか上手くはいきません…

聞き流しに起こりがちなこと その1「理解がおろそかになる」

起こりがちなことその1は②理解のプロセスがおろそかになってしまうパターンです。

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②理解のプロセスは意味・形式・機能がきちんと分かることです。

聞き流しの場合、一度立ち止まって理解のプロセスを踏まないとただの雑音になってしまいます。その雑音を繰り返し聞くと英語と日本語の意味の丸覚え状態になってしまいます。

聞き流しに起こりがちなこと その2「そもそも集中してない」

聞き流しで起こりがちなのはただのバックグラウンドミュージックになってしまうということ。そもそも今聞こえている音に集中してなくて、全く別の作業をしてしまったりすることです。

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この場合、まず①気づきの時点で気づきがない状態になってしまいます。

プロセスの一番はじめを通らないので本当にただ後ろで流れている雑音状態になってしまいます。

ここまでに紹介したことをもとに聞き流しの英語勉強の注意点をまとめておきます。

聞き流しの注意点

理解のプロセスがおろそかになる

集中してないと「気づき」がない

「気づき」がないとただの雑音になる

聞き流しで英語力を上げるため知っておくべきこと

英語聞き流しでも効果を上げる方法についてまとめてみたいと思います。

聞き流しで効果を上げるには理解できるインプット量を増やせるかどうか?が鍵になってくる。

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英語習得のカギは理解できるインプット量を増やすこと

たとえ聞き流しであっても、聞こえている音を全て理解できるインプットにして何度も繰り返せれば英語力を上げるのに十分な効果を期待できるはず。

理解できている表現を何度も繰り返すことで長期記憶として使えるものに変わっていきます。

大前提は気づきと理解が成り立っていること

まずは聞き流し教材の英文を100%分かっている状態にしてしまうのが大前提です。

英文の意味、文章構造、発音、どんな場面で使うのかを1文ずつ正確に理解していきます。

それから常に気づきを得るためには聞こえてくる音に集中しておく必要があります。

聞き流し教材をしながら別の作業をマルチタスクでこなすのは絶対にNGです。

聞き流ししながら聞こえてくる英文に常に注意を向けておかないといけません。(これが一番難しいポイントかもしれません)

聞き流しのメリット =反復回数をとにかく増やせる

英語の教材が溢れている中で聞き流し教材が持つ一番の強みは「反復回数がとにかく増やせること」です。そもそも聞き流すためにある教材なので、長い時間ずっと音声を流しっぱなしにすることが前提で作られてます。

音声を流すだけで常に反復するタイミングを得られるのは大きなメリットです。

英語を学ぶプロセスから英語の知識量を増やすまでのプロセスを大まかにまとめてみます。

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僕たちは日本語を母語として操っており、それ以外の言語は2番目に学ぶものという意味で第二言語と呼びます。頭の中の英語知識量(中間言語)の数を増やすことが英語力を高めることに繋がってきます。英語知識量を増やすには③内在化、④統合のプロセスが必ず必要です。

英語の聞き流しはこの③内在化、④統合のプロセスを効率よく鍛えるチャンスが多い教材です。

これを上手く活用すれば英語の聞き流し教材で得られる効果を最大にできます。

音読を組み合わせると効果倍増

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聞き流し教材の効果をさらに高めてくれるのが音読との組み合わせです。

音読は最強の英語勉強方法と言ってもいいくらい効果があります。僕も僕が英語を話せるようになるまでにやった勉強法と計画のすべての中で紹介しているTOEIC800に到達したとき勉強方法が音読でした。

聞き流しで聞こえた音声を音読することで③内在化と④統合のプロセスをさらに効率よく実施できます。

聞き流しで英語力を上げるための具体的な流れまとめ

①聞き流し教材の英文をすべて理解しておく(意味、文法、どんな場面で使うのかetc...)

②聞き流し中は聞こえる英語の音に100%集中して耳を傾ける

③聞こえた英文を口に出して音読してリピートする

①〜③を繰り返し聞き流しで行う=内在化させて長期記憶になる=英語力アップ!

英語の聞き流しポイントまとめ

最後に英語聞き流し教材は本当に効果があるのか?について記事のまとめを書いておきます。

ただ聞き流すだけでは英語力は上がらない

聞こえている音に集中しないと「気づき」が得られない

「気づき」がないと何も学べない

教材の英文はなるべく100%理解しておく

聞き流しに加えて音読すれば効果倍増

これまでに紹介した注意点やポイントをきちんと押さえつつ、何度も繰り返すことで聞き流し教材であっても充分に英語力は伸ばせると言えるでしょう。

 

質の高い聞き流し教材を選ぶなら、アルクの通信講座ヒアリングマラソンがかなりおすすめなので検討してみると良いです。

旬のネイティブがよく使う表現が合計1000時間にまとめられている超大作。インプット量としては申し分ないし、この教材をきちんと聞き流し教材として使えればさらなる英語力アップができます。こちらからチェックできます↓

以上、最後までお読みいただきありがとうございました。

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