一生使える忘れない英単語の覚え方と単語帳の選び方【保存版】

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英単語を効率良く覚えるポイントを教えます

英語力を上げるために絶対必要なのが英単語。

でも、いざ単語帳を眺めてもぜんぜん覚えられないし、飽きるしめんどくさいですよね…

そもそも記憶するのが苦手…という声も多いですが、実は「覚え方を知らないだけ」という場合がほとんどです。

「脳科学に基づく正しい覚え方」を知るだけで、記憶する力はガラリと一変します。

やり方を知っている人と、知らない人では覚えられる量も時間もかなりの差になります。

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やり方が身につけば誰でも記憶する力は高められる

一生使える知っておきたい記憶のメカニズム

どうすれば効率よく覚えられるのか、どのくらいやれば記憶に定着したと言えるのか?を知っている人はそれほど多くありません。

まずは記憶のメカニズムを知ることが重要です。知っているだけで覚える効率は何倍にも高まります。

記憶のメカニズム

頭の中で”テスト”して思い出せたときに記憶は定着する

“5回”思い出せたらもう記憶に定着している

そもそも「覚える」とはどういうことなのか。

例えば、覚えるためにずっと英単語帳をダラダラと眺めてたりしませんか?

覚えるために必須なのは「テスト」です。

覚えるとはつまり、頭の中でテストすることなんです。

いま見ている英単語の意味を隠して、頭の中で思い出せるかテストする。

この思い出すためのテストを何度も繰り返すのがミソです。

同じ単語帳を開いて、覚えられる人と覚えられない人の違いは、テストしているかどうか、その回数だけです。

あとは期間を空けて1日後、3日後、1週間後、1ヶ月後の合計5回思い出せれば長期記憶に定着したと判断できます。

この、テストする⇒日を分けて5回連続で思い出せる状態にする、という一連の流れこそ記憶に定着させるシンプルな記憶方法なんです。

短期記憶から長期記憶までの流れ

記憶は覚えたものを一度忘れてもう一度思い出す(テストする)ときに定着すると言われてます。

人の脳って、見たものを覚えているのはたったの1〜2秒程度と言われてます。(これを感覚記憶と言います

そこから瞬時に必要なものとそうじゃないものに分けて、必要じゃないものはスッパリ忘れてしまうようになっています。

覚えておく価値があると判断されたものだけが短期記憶に残り、そこからさらに絞り込まれるとずっと忘れない長期記憶として認定されます。

ここが記憶の最終ゴールになります。

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また、記憶に残るまでのプロセスはこんな式が一番分かりやすいと思います。

思い出す回数 × インパクト = 100

 

そうすると、思い出す回数インパクト(印象に残りやすくする)の数値を合計100にすればいい。

インパクトとは自分の感情が動くような実体験だと思ってもらうといいです。

例えば、誰かがその単語を連呼してうるさいなぁ…と思ったり、覚えているときにコーヒーをこぼしてヒヤヒヤしたときの英単語、語呂合わせで笑いながら覚えた単語などなど…単純に覚えるのではなく何か自分の感情が動いた出来事みたいな感じです。

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感情が動くようなインパクトが大事

ただ、毎回ハプニングみたいなことは起きませんよね?

インパクトは難しい要素なので、思い出す回数を増やすほうが圧倒的にイージーモードです。

まずは思い出す回数(テスト回数)が十分かを自分に問いかけてみてください。

参考資料:英語上達12のポイント

覚えるために大切なのはスピード

英単語を記憶する目的は「英会話で使えるようになること」です。

使えるかどうかはスピードが命です。

瞬時に、いつでも、自由自在に使えるかはスピードがものを言います。

具体的には英単語を見たり聞いたりした瞬間の0.5秒で意味が分かるレベルまで到達しないと、使えるレベルとは言えません。

 

では、“aviation”という英単語の意味はパッと答えられるでしょうか?

 

 

見た瞬間0.5秒以内に意味が浮かべられたでしょうか。

 

答えは「航空」という意味でした。

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今はスペルのみでしたが、リスニングでも分かるためには発音からも同様に0.5秒で分かる状態を目指します。

文字を見たとき意味(イメージ)が思い浮かぶ時間を0.5秒目標で縮めていく作業、これが重要です。

海外で英語が全然使えない…という場合、このスピードが全然足りない場合がほとんどです。

記憶することはもちろん、スピードも意識して鍛えることが大事です。

英単語の効果的な覚え方を紹介

記憶のメカニズムを踏まえると、なるべく短時間で詰め込めるだけ詰め込み、その全部を忘れてもう一度思い出すってことを何回繰り返せるか?が勝負になります。

英単語を覚える流れ

単語帳の英単語を20個に区切りざっと目を通す(目安30秒)

日本語の意味を隠して英語を発音し、意味がパッと分かるか確認(目安1単語0.5秒以内)

20個ぜんぶ覚えたら次の20個へ(その日のノルマまで続ける)

次新しく覚えるときに前の範囲全体を復習

ここがPOINT!!

必ず発音すること
0.5秒以内に意味が分かるまで仕上げること

見て聴いてを同時にするために絶対に単語を「発音」するようにしよう。そうすることで文字・発音の両方を一度にできる。

大まかなやり方の例はこんな感じ↓(画像はキクタンBasic4000より引用)

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手や赤シートなどなんでもいいので日本語の意味を隠してしまおう。

“exist”をきちんと発音して意味を頭の中で思い浮かべてみよう。考える場合は3秒以内で答えを出す。発音が分からなければCDやウェブ検索で確認しよう。

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確認してOKであれば次の”approach”へ。とにかくスピード重視で1単語に3秒以上使う必要なし。トントン拍子で進んでいこう。(覚えられない単語にはチェックをしておこう)

最近はキクタンなど単語帳のアプリが増えているので、有効活用していくことをおすすめします。

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とにかく英単語の瞬発力を鍛えることが大切なので、瞬間的に意味が出てくるまで何度も繰り返そう。

えっ、覚えられない?大丈夫。1発で覚えられる人より、何回思い出す作業を繰り返せるか?だけにフォーカスしてください。学校では1回で覚えられると偉いみたいな風潮もあるけど、繰り返せる人の方が圧倒的に記憶への定着がしやすいです。

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繰り返した数が多い人ほど得られるものは多い

効率よく記憶できる人は知っている3つのPoint

Point①作業と割り切ると覚えられる量は一気に増える

元も子もない言い方になりますが、英単語を覚えるのに綺麗ごとは必要ありません。本当に単純な作業だと割り切ってしまった方が気持ちも楽になります。逆に、割り切ってないと辛い。だってホントに作業だから。マイナススタートから始めて、この作業を楽しめるようになったら勝ちくらいに思っておこう。

Point②1単語にかける時間は最大2秒。分散で思い出すタイミングを増やす

記憶は「思い出す回数」を増やすことで定着します。つまり、毎回思い出せるかどうかテストしてみることが大切です。なるべく1つの単語に時間をかけないこと分散で思い出す回数を増やす意識を持つのが大切です。

Point③覚えるだけじゃダメ、瞬発力も鍛えよう

これは多くの人が陥りがちな罠です。記憶できているだけじゃダメなんです。

記憶からひっぱり出せる速度、つまり単語の瞬発力を鍛えることが大切です。具体的には、見た瞬間0.5秒でスパッと意味が分かる状態にまで仕上げておく必要があります。

1日に覚える英単語の数はいくつがいい?

これは難しい質問だけど、自分が無理のない量に留めることが大切。いくつ覚えるか?が大事ではなく、いくつなら毎日続けられるか?が一番のキモになる。

例えば、100個であれば10日で1000単語覚えられてスゴイ!でも勢いよくやり過ぎて途中で燃え尽きて全くやらなくなると元も子もない。 なによりも継続させることを一番に考えよう。
おすすめは1日50単語から。1単語3秒としてもどうしても難しいなら10単語まで減らしてもいいし、いけるなら100単語やってもいい。

ただ、復習の周回数を上げるためにも1日100単語は一つの目標にしてほしい。

復習のときの注意点

もう一つ、必ず押さえておきたいポイントが「復習」です。

復習のやり方

1日のノルマをやる

2日目は1日目にやった単語の復習+次のノルマへ

3日目は2日目までやった単語の復習+次のノルマへ

例えば、1日60単語ずつ覚えるのであれば、2日目は60単語復習+新しい60単語、3日目は120単語+新しい60単語とどんどん積み重ねていくイメージだ。

「え、それめっちゃ時間かかるやん・・・」と思われそうですが、 発音1秒・意味確認1秒で合計2秒だとすると60語にかかる時間は 2×60=120秒=たった2分。カップラーメンが出来る前に余裕で復習できてしまう。(ページをめくる等の時間のぞく)

 

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引用:http://www.isshikijuku.co.jp/itogen-blog/forgetting_curve/

記憶について知るためにエビングハウスの忘却線の図を持ってきてみた。

一度覚えたことでも1日経つと半分も覚えてない!でも復習することで記憶がリフレッシュされる。つまり、何度も繰り返さないと覚えることができなくて忘れるのが当たり前ってこと。ここめちゃ大事。

だから自分の覚えてきたことを常に積み上げながら復習するのが一番効果的。

どうしても英単語が覚えられないときの対策f:id:kei_ta1211:20170914235623j:plain

覚えられない&続かないが一番の敵。単語を覚えることよりも、自分の気持ちをどうコントロールしていくかが大切になってくる。これ一番難しいので、それなりの対策案をいくつか紹介しておく。

覚えられない単語はチェックしてリスト化

覚えられないものはメモ書きにぶち込んでみよう。僕が作っている英単語メモはこんな感じ。スマホに入れていつでも見れるようにしている。

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とにかく単語を羅列しておく。本当に覚えられないものは上に持ってきておくと繰り返し見る回数が増える。これを通勤中やご飯中に開いて随時意味を確認していく。

僕は「意味が浮かばなかった単語はその場でグーグル検索しなければならない」という超嫌な罰ゲームを課している。

単語帳の隅っこにオリジナルの絵を描いておく

本当に覚えられない単語はリアリティに欠けているものがほとんど。

こんな単語、どんな場面で使うの…??っていう単語は記憶に全く残らないはず。

どうしても覚えられない英単語はイラストを使って自分なりに絵をしてみよう。

例えばpublishが覚えられないなら本を3冊書いて本屋に置いている人の絵を書いてみる。

絵心がなくても良い。というか、下手な絵ほどインパクトになって覚えられる可能性が高くなる。大切なのは絵の中に英単語を必ず書き加えること。

覚えられない単語で文章を3つ作ってみる

自分からアウトプットすることは記憶のときに話したインパクトに繋がってくる。

どうしても覚えられない単語を使って自分で文章を作ってみよう。例えば、僕がどうしても覚えられないのは“proponent”という単語。

この単語で3つの文章を考えてみた。

proponentを使った例文

1. The proponent of Donald Tramp is drinking coffee at Dunkin Donuts.

2. He is the proponent of president Mr. Abe.

3. She is known as a proponent of basic income.

とりあえず、どんな文章でもいいので自分で覚えられない単語を使ってみると記憶に定着しやすい。例えば、巷で大流行したうんこドリルのようにインパクトに残りやすい英単語に繋げてみてもいいし、本当に好きな俳優や女優の名前を使って文章を作って見てもいい。単語帳を面白いネタに繋げてみよう。

単語帳を置く場所を工夫してみる

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英単語帳を置く場所を少しひねってみよう。例えばこんな感じ。

  • スマホの上
  • PCの上
  • マンガの上
  • 枕の上
  • 椅子の上

スマホやPCを毎日見る人はその上に単語帳を置くようにしてみよう。家でスマホを見るときは単語を10個覚えてからじゃないとダメ、とかルール化してしまうのも◎

あとは、読みたい本やマンガの上に重ねておくのも同じように使える。

寝る前であれば枕の上に置いてベッドに入る前に単語帳を開いてもいいし、良く座る椅子の上に置いてもいい。

とにかく何か別の行動に絡めて英単語を毎日見る習慣づけをつけてみよう。

目的ごとに自分に合う単語帳を選ぼう

どの単語帳選びも大切。まずは基礎単語を完璧に仕上げるのはもちろん、最低でもレベルの違う2冊は何周もやり込めば効果絶大ということも覚えておきたい。

基礎固めという意味でも初心者レベルの単語帳はしっかりとマスターして、中級レベルのものを選びまずは2冊を完璧に仕上げる流れがベスト。

あとはTOEIC、英検、TOEFL向けなどで専用の単語帳が出ているので、自分の目的に合う単語帳を選んでみよう。

おすすめ英単語帳 初級レベル向け

中学英単語といって舐めていてはダメ。この1800単語を自動的にアウトプットできるまで覚えるだけで一気に英会話の幅も広がる。

CD音源も含めて最も優秀なのがキクタン。その名の通り、聞いて覚えられるような音声が付いているのが魅力。発音も覚えながら文字でも覚えていける語彙力アップには欠かせない1冊。迷ったらまずはこの単語帳からはじめよう。

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キクタンはアプリもおすすめ。音声も聴けるし、例文も確認できる優れもの。単語帳を買うより圧倒的に安いのでiPhoneユーザーであればアプリでもいい。

おすすめ英単語帳 中級レベル向け

とにかく万能なのはDUO。海外で良く使われる英単語や例文で構成されており、これ以上の中級本はないと思う。 僕が英語を話せるようになるまでにやった勉強法と計画のすべての記事でも書いている通り、絶対おすすめな単語帳。

ただ、TOEICもカバーしたいなぁって人にはキクタンをおすすめする。キクタン600をやってみて面白くなったらたぶん800も続けてやりたくなると思うけどね。

キクタンTOEIC(R) Test Score 800 ~聞いて覚える英単語~(アルク)

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アプリもフル活用していこう。

おすすめ英単語帳 上級者向け

正直このレベルまでくれば、目的別に自分で単語帳を選べる段階だと思う。医学、製造、Kindle Unlimited会員であれば無料になるので活用すべし。ただ、日常的に使う言葉はかなり少なく専門的な用語ばかりになる。

英会話ペラペラレベルなら、難しい単語帳に手を伸ばすよりも中級の完成度を100%に近づけていく方が近道だ。なので、専門的な英単語が必要であればこのあたりの単語帳も検討してみよう。

単語の覚え方まとめ

長文になったので最後にポイントを簡潔にまとめておく。

英単語を覚えるときの大切なポイントまとめ

  • 英単語は見て・聴いてすぐに意味が分かる瞬発力を鍛えよう
  • 作業だと割り切って短期間で仕上げるプランを考える
  • 1日に覚える単語は負荷のない量にする
  • 「覚えられない」は覚えるためのチャンスだと思おう
  • 復習でとにかく何度も繰り返す。目安は単語帳を10周以上
  • 1度で覚えられるより毎日継続できるかが大切

道のりは険しいけど、単語を制するものが英語を制すると言えるほど重要な要素だ。毎日少しずつ継続してみよう。

以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
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