社会人が英語をマスターするのに必要な勉強時間の目安まとめ

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「社会人で1から始めて、英語を話せるようになるまでにどのくらいの勉強時間が必要なのか?」

「ぶっちゃけ英語を身につけるために毎日どのくらい勉強すればいい?」

この記事ではこういった疑問に答えます。

結論をまとめると…

  • 英語が話せるようになるために必要な勉強時間は約1,000時間
  • 楽な方法はなし、身につけるのには一定の努力がかかる
  • 1日の学習時間は目標レベルとのバランスで決める

1つずつ詳しくみていきましょう。

英語を身につけるのに必要な勉強時間

いきなり結論を言うと日本人が「英語を自由に使いこなせるレベル」になるまでに必要な勉強時間は2,200時間です。

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出典:Language Learning Difficulty for English Speakers

日本の中学、高校、大学の10年間で英語を学ぶ時間はだいたい1,120時間と言われています。

そうすると、大卒の一般的な社会人が2,200時間に到達するためには最低でも1,000時間以上の勉強時間が必要になります。

ネイティブ英会話とコーチングで、国内にいながら1年間で海外駐在レベル(TOEIC800以上)の英語力が身につけられる1年英語マスタープログラム TORAIZ(トライズ)でも、海外で働けるレベルに到達するまでに必要な時間を統計で示しています。

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全受講生の英会話テスト「Versant」17,466回の受験結果に基づくデータより
出典:TORAIZ(トライズ)公式サイトより

一般的な社会人が英語をマスターするにはおおよそ1,000時間が必要なことが、科学的にも実証されています。

じゃあ1000時間を達成するために1日どのくらい勉強しなきゃいけないか?を計算するとこんな感じになりました↓

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1,000時間をクリアするのに、1日3時間やっても約1年近くかかります。

いやー、、途方に暮れるレベルですね…

巷にある1日10分〜などの短い勉強時間でOKな教材だと、身につけるのに6年近くかかります。(果てしない・・・)

数年間を英語に費やすのなら、毎日の習慣にできるか?モチベーションをいかに保つか?という別の戦略も考えなきゃいけないです。

英語をもっと現実的に冷静に捉える

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僕のバイブルでもある英語上達完全マップから、英語を勉強する上で必ず知っておきたいポイントを引用しておきます。

当時、大学生だった僕はこれを読んで衝撃を受けました。同時に、英語そのものを冷静に見つめるいい機会になりました。

英語習得に成功する人たちは、英語をいたずらに幻想のプリズム越しに見るのではなく、攻略すべきターゲットとして、冷静に、現実的に見据えます。英語は日本語とはまったく語族の異なる、共通点のほとんど無い言語であり、我々は日常生活の中で生きた言語として英語を使わなければならない場面などまったくないまま成長します。

こうした情況を冷静に把握して、自分と英語との距離を明確に測定することが必要です。英語に上達する人たちはこの距離測定をしっかりとするので、申し訳程度の学習や基礎的土台無しの英会話で英語を習得できるというような甘い見積もりはしないものです。

つまり、大きな川を歩いて渡れるというような勘違いをせず、まずしっかりとした船を用意し、向こう岸に到達するまで着実に漕ぎ続けるのです。
出典:英語上達完全マップ

要するに英語に対する思い込みや幻想をまずは取っ払おう、ってことです。

英語の現実が見えていない人ほど「英語がすぐにペラペラになるためにどうしたらいいか?」と短絡的になりがちです。

真剣に英語を勉強した経験がなければ、身につけるのに時間がかかる感覚がないのは当たり前です。

楽して簡単に英語マスターなんてそんな美味しい話は絶対にありません。僕自身、苦労してきたのでこれは自信を持って言えます。

自分が目指すべきゴールをハッキリさせておく

思考停止してただ1000時間やりまくるのはおすすめしません。

むしろ最終的に自分はどうなりたいのか?というゴールをはっきりさせておくことが大切です。

Oxford Press”オックスフォードプレス”が定める労働レベル別に必要なTOEICスコアはこんな感じです。

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出典:Oxford Press “A teacher’s Guide to TOEIC Listening and Reading Test Preparing Your student for Success”

接客業でTOEIC600いかないくらい。

キャビンアテンダントでTOEIC600-700。

マネージャークラスの昇進がTOEIC600-730。

海外支店に派遣できるのがTOEIC700-800以上。

英語メインの業務・幹部レベルでTOEIC800以上。

この辺りが目安のスコアになります。

 

英語だと分かりにくい!という人のために「英語上達完全マップ」の中にあるレベル感も参考に抜粋しておきます。

TOEIC600レベル

コミュニケーションの用に足る英語力の入り口。スピードや表現はかなり限られているものの、実のあるコミュニケーションが取れ始める。単独で海外旅行に行ってもそれほど不自由はしない。

TOEIC700〜800レベル

英会話がかなりでき、英語のできる人で通る。読みも英字新聞などがかなりのスピードで読めるようになる。留学が可能。企業が従業員に求める英語力の上限。

仕事で海外駐在を数年経験したビジネスマンにこのレベルの人が多い。ネイティブ・スピーカーにこまかな部分を助けてもらえば仕事でも生活でも支障が少ないので、自発的、積極的な努力をしないと十数年海外にいてもこのレベルにとどまることが多い。

TOEIC860〜900レベル

英語で仕事、生活の会話全て流暢にこなせる。英語圏で暮らしても障害ほとんど無し。英語を話すことで疲れない。

ネイティブ・スピーカーがスピードを落とさずに対等に話しかけてくるようになる。新聞・雑誌・ペーパーバックを寝転がって楽しんで読める。しかし、複数のネイティブ同士の非常にカジュアルな会話の中に投げ込まれたり、早口でぞんざいな発音で話される映画やテレビドラマを見たりすると半分程度しかわからない。英文を書くと構文的にはほぼ正確だが、冠詞、前置詞の間違いやネイティブからみると不自然な文体が混じる。

あと、TOEICの点数があっても話せるわけじゃない、と思ってTOEIC嫌いな方いますが、TOEICは英語がどのくらいできるかを測るモノサシです。

モノサシは自分の英語力を示す、証明のようなもの。

英会話がペラペラ話せる人は、疑いようもなくTOEICの点数も高い(英語力が圧倒的に高い)わけです。

楽にTOEIC900点取れるのであれば「いらないかもね」と言えますが、正直800点程度ではまだまだ伸びしろがあります。

英会話できる・できないにかかわらず、英会話を語るならTOEIC900くらいは楽に取れる実力くらいはまずもっておくべきです。

ちなみに、社会人の目安となる企業が求めるスコアは以下の通りです。

企業ニーズ別TOEICスコア

  • 上場企業が社員に求めるTOEICスコア→600以上
  • 国際部門配属者に求めるTOEICスコア→700以上
  • 海外出張・赴任者に求めるTOEICスコア→780以上

TOEIC議論について気になる人はこちらの記事も参考までに読んでみてください。

決めたゴール地点から逆算して勉強時間を計算する

自分がどのくらいの英語力が必要なのかが決まれば、今の英語力からある程度計算ができます。

下の図は、今現在の自分のTOEIC点数と目標到達までの目安勉強時間を示したものです。

まずは左の数字を見て、自分の今のスコアに近い数字を探してください。

そこから、上のTarget scoreを見て、目指したいスコアを探してください。自分のスコアとTarget scoreが交わるところが必要な学習時間です。

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出典:Oxford Press “A teacher’s Guide to TOEIC Listening and Reading Test Preparing Your student for Success”

例えば、今の自分が550点レベルであればTOEIC750点以上を目指すためには450時間を確保する必要があります。1日2時間の学習で半年以上といった感じです。

日本人の僕たちが海外と仕事をしようと思ったら、だいたいTOEIC800レベル以上の英語力は最低限必要になってきます。

そこで、大きな目標とされるTOEIC800点に到達するまでに必要な勉強時間の目安を作成してみました。

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かなり現実的な英語学習時間が見えてきたと思います。

この現実をまずは受け止めてください。ゆっくり、深呼吸して、頭の中を整理できたなら「目標を知る」という目標は達成です。

これで、自分の目標と必要な学習時間をしっかり数値化できました。

次は勉強方法について考えていきましょう。

自分に合った最適な勉強法を考える

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英語の勉強時間を決めたら最後にどんな勉強をしていくかを決めます。

勉強時間はあくまでも目安であって、ただ英語を225時間聞き流すだけとかだと英語力って絶対に伸びません。英語力を伸ばすのに効果のある勉強を毎日やるのが大事です。

独学でやりたい人向け

まずはじめに断っておくと、僕個人が効果のあった方法であって万人に当てはまるわけではないとは思ってます。

ただ、愚直に続ければ必ず効果のある方法なのは間違いないです。僕がTOEIC500から800まで大学時代に上げた勉強法の全てをまとめています。

英語の基礎基本から学びたい人向け

英語はやっぱり基礎基本が大切です。基礎基本とはいわゆる英単語・英文法になります。この2つがしっかりと分かっていないと確実に成長が止まります。だからやり直すなら早いに越したことはありません。

基礎基本が学べるおすすめ参考書をまとめているので参考にしてみてください。

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まとめ

最後に、この記事で書いたポイントをそれぞれまとめておきます。

社会人が英語上達のために知っておくべきポイント

  • どのくらいの英語力を求めているのかを知る
  • 今の自分の英語力からどのくらいの時間が必要になるのかを知る
  • 自分に合った勉強法は何かを知る

英語学習に迷っている人は、まずはこの3つのポイントを押さえるところから初めて見てください。

英語をマスターするには地道な努力が必要です。でも、それが分かって地道に進めば必ず英語力を伸ばせます。その目標に向かって頑張っていきましょう。

 

以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
 
これまでの英語学習をまとめた渾身のnote書きました。

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